昨年の元旦には能登半島で大きな地震が起き、多くの犠牲者が出て、
今なお避難生活をしている方々がおられます。謹んでお見舞い申し上げます。
そして今日は、30年前に起きた阪神淡路大震災の日で、忘れてはならない日です。
阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)は、
1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒に発生した兵庫県南部地震による大災害です。
わたしの自宅も大きな振れを感じて飛び起きました。マグニチュード7.3の大地震。
犠牲者は6,434人に達し、このうちの9割が圧迫死(圧死、窒息死など)だったのです。
多くは木造家屋が倒壊し、家屋の下敷きになって即死したとみられまた。
特に1階で就寝中に圧死した人が多かったようです。
わたしの自宅も当時木造だったので、ひび割れの箇所がいくつもあり、思い切って建て直しをしたのです。
当時勤務していた小学校も大阪湾の近い海辺にあったので、
地域が一体となって大規模な避難訓練を年に何回か行ったり、
小学校では学校を離れて緊急に集合する場所を確保して、
子どもたちを安全に保護者へ引き渡しをする訓練も度々行いました。
その後、東日本災害震災も起き、危機管理意識を一層持つようになりました。
この教訓からもいつでも心の準備と装具の備えをする必要がありますね。
写真は地震を起こさせる起震車で、揺れを体験する装置です。
震度3の揺れでも座っているとなんとか動かずにすみましたが、
この段階でも立っていられないし、棚から物が落ちてくる揺れになります。
ましてや震度7になると当然立つ事もできず、
こんなに建物が揺れたら驚いてパニックを起こしてしまいます。
20秒の揺れを子どもたちとともに体験しましたが、時間も凄く長く感じました。
危機管理意識とは、最悪の状況をあらゆる角度から想定して行うことで、
予想外の出来事に対して、被害を回避する、
あるいは最小限の被害に抑える」ということを意味しますよね。
やっぱり先手必勝なのです。
後手にまわってはいけない。想定外の事をもしっかり分析していかなければならないと思います。