お彼岸の最終日、県境の峠を越えて
長崎県波佐見町の「金屋(かなや)神社」に初めて行きました
親戚の家のずっと山の上にあります。
ふもとに大きな鳥居があり、小さい頃から気になっていたのです
桜井識子さんのご本で、たびたび
「山の上の神様は位が高い」というようなことが書かれてあることもきっかけの一つです。
(ご興味のある方はお名前で検索してみてね。ご著書たくさん出てきますよ)
いつもの鳥居を車でくぐり、ぐんぐん山のほうに登っていきます
意外と上の方までおうちがある
その集落の上に目指す金屋神社はありました
知らずにこの階段を上がってきましたが、社殿のすぐ近くまで車で行けます
なんて立派な木写真だとちょっとわかりにくいかも
さすが波佐見陶板のご由緒書き
そうそう
ここの神社に来たかったもう一つの理由
金山彦命(かなやまひこのみこと)
『日本の神様カード』で一時期よく出たんですよね~
付属の解説書によると、楽しくてとてもきちんとしている神様だそうです
日常生活を整え、五感を鍛えなさい、というメッセージでした
波佐見町は戦前、金が採掘されていたそうです。
母からそう聞いていましたし、名前も似てるし、
金屋神社の神様はこの「かなやまびこのかみ」じゃないかな~と思ってたんです
やっぱりそうだったのねスッキリ
車がたくさん止まってて、氏子さんたちが社務所に集まっていらっしゃるようでした。
手水鉢は山水を引いてあるようで、あまり水がなかったので、持参した塗香で清めました
バッグの中に入れててよかった
お寺さんみたいに靴を脱いで、上がってお詣り
ずーっと気になってて、やっとご縁が結べた感謝を申し上げました
おみくじも中で買って、外に出ようとすると、こんな張り紙
クリックで拡大
わー祝詞だって
ちょっとドキドキしましたが、しっかり声に出して読みました
最後のところは、けっこうそれっぽく言えたような気がするへへへ
神様に伝わったかなワクワク
喜んで境内のあちこちを写真に撮ってると、おじさんから声をかけられました。
「山の上の神さまは位が高いと聞いてお詣りにきました」
そう言うととても嬉しそうに
「ここは九州で一番位が高かとですよ」とのこと
えっどういうこと
と思ってると
聖武天皇が国の護りのために全国に4か所置いた神社のうち
九州で唯一の神社なのだそうです
わお
二度びっくりです
宮司さんは今、38代目なんですって
創建当時は和歌山の熊野大社と同格だったそうです。
聖武天皇っていうと大仏建立だけど、神社も造ってたのね
郷土史家の方かな?
まあ、何をもって位というかというところですが、
少なくとも地元の方が、
うちの神社は九州一
というようなすごい神社でした
はあ~びっくりです
帰りには参道の階段にヘビもいて、びっくりしっぱなしでした(笑)
私が住む町は波佐見の隣で「嬉野(うれしの)」という温泉地です♨
神功皇后のお言葉が名前の由来ということになっています
妊娠中に軍を従えた仲哀天皇の勇ましい奥さんね
いわゆる三韓征伐にちなんだ話は九州各地にあるようですので、まあその一つとして、ゆるくお聞きください
神功皇后は朝鮮半島から兵を引いて嬉野の地においでになりました。
そして湧き出す温泉の湯で、負傷した兵士の傷が癒えたのを見て
「あな、うれしい~の~」と喜ばれたそうです
ふふふ
言ったもん勝ちの作られた伝説だよね~
・・・ずっと、そう思っていたのですが
あながちまるっきり嘘でもないのかも
波佐見・嬉野近辺、なんかあるのかもね~
金屋神社でいただいたおみくじ。波佐見焼のボトルかわいい
橘紋っていうみたい(調べた)
あら~励まされてるよ~、という内容でした
なんだかありがたいですね