私事ですが
先日、母のお墓参りに
行ってきました。
場所は和歌山県の高野山。
真言宗の開祖、空海(弘法大師)が
修禅の道場として開いた
日本仏教の聖地で、
世界遺産にもなっています。
山はすべて金剛峰寺の境内で
100か寺以上の寺院が集まっている
かなり珍しい場所といえます。
そんな場所とはいえ町なので
普通に住民の方々がいますし、
宿もあります。
宿泊した宿のオーナーいわく
町は結界の中にあるんだそうです。
(最高に中二病が疼くワード)
先述したように世界遺産なので
海外の旅行客も多く、
観光としての見どころは
町のいたる所にある
お寺もそうですが、
奥之院と呼ばれる墓所も、
その一つです。
(冒頭の写真が入口の一つ)
墓所が観光地？って感じですが、
背の高い杉の木が連なる
雰囲気たっぷりの参道にそって
ものすごい数のお墓が並び、
それは歴代の武将だったり
名のある企業の慰霊碑だったりと、
(ヤクルトの形をした石碑とか)
目を引かれることが多いので、
その雰囲気を肌で感じながら
歩いてみるのがおすすめです。
途中にはお地蔵様のピラミッド(？)
観光地化されているとはいえ、
墓所なのでマナーはお忘れなく。
奥之院の奥にある
この御廟橋の先に灯籠堂、
その裏に空海の御廟があります。
橋の向こうは聖域になるので
写真撮影や歩きスマホはNG。
今回ご紹介しているのはお寺ですが
実家は仏教ではなく神道だったりします。
祖父が高野町に本宮を持つ
神道の神職だったので、
その関係でお墓もあるのですが、
宗教、宗派を問わず
幅広く受け入れるのも
空海の在り方だったのかなと
思ったりします。
今まで観光目的で
来たことはなかったのですが、
今回初めてゆっくり歩いてみました。
高野山は開創してから1200年。
苔が覆われている鳥居や、
手付かずで朽ちてしまっている
墓石などがとても多く、
その時間の流れを
感じることができました。
今回はあまり時間がなかったので、
次回またゆっくり回ってみようと思います。
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