宗教とカルト集団及び宗教二世について(23)母 | Ankh Heart Square

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出産を機に母から逃げてから17年経ちました。
以来一度も母と会うことはありませんでした。
母とエホバの証人が私自身と私の人生から消え失せてからは、あらゆる問題も消え失せ、あの大騒ぎは一体なんだったのだろうかと思うほど人生が明るくなりました。
娘が小学生の時に母が亡くなったことを風の便りで聞きましたが、直接連絡は来ませんでしたし私も連絡はしませんでした。
最後に会いたかったとも声が聞きたかったとも思わず、ただただ心の底から安堵しホッとして「やっと終わった」と思ったというのが正直なところでした。
母は最後までエホバの証人として生きたようです。きっとエホバの証人に看取られ、お骨は火葬場に処分してもらい、お墓もないのだろうと思います。
血を分けた親子なのに…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私と母の間ではこれだけの距離を取らなければ難しいことがたくさんありすぎました。あのまま母との親子関係を続けていれば、私は復讐の炎で母を焼き尽くしかねなかったとも思います。それはきっとお互いに不幸なことだったでしょう。
私が母を許すためには、自分自身を癒して成長させるための時間と、許すことができるだけの現実的な距離が必要でした。
母と会うこともなくなって、やっと産んでくれたことを感謝できるようにもなりました。
そして、母自身とその生き方を一番近くで見続けたからこそ学ぶことができたことがたくさんあることにも気づきました。
表だけを取り繕っても何にもならないことや、自分自身から目を背け続けることの悲しさ、自分ではない誰かが言っていることや本に書いてあることを鵜呑みにして声高に叫んでもただ現状が悪化していくだけであること、文章を文字通りに読むことや状況を表面的にしか捉えないことの浅はかさ、愛や感謝をいくら語ったところで愛でも感謝でもないこと、一番近くにいる人を大切にできない人がその他の人を大切にすることなどできないことなど、挙げればキリがありません。
そして、そのおかげで、自分の人生に責任を持ってしっかりと立つこと、表裏のないいつも変わらない自分であり続けること、自分自身と自分の目の前にあるものに率直に向き合い続けること、自分の心の声を聞き自分の言葉で語ること、人の言葉や文章や状況が伝える真実に目を向け続けること、自分の思いと言葉と行動が一致していること、大切なものを大切にし続ける自分であることなどを、自分自身に真剣に強く望み続けることができたのではないかと思っています。
母がエホバの証人のようなカルト集団に依存することなく、私をそこそこ愛してくれていたら、私はぬるま湯に浸かったような自分を持て余しながら、言い訳をしたり、後回しにしたり、人のせいにしたりしながら、そこそこな毎日をやり過ごしたりしたのかもしれません。
しかしやはり願わくば愛に満ちた母子関係を築いて、楽しい思い出を集めながら今も仲良く生きたかったと思います。
母の生き方は母の責任ではありますが、母のような未成長な段階にある人がエホバの証人のようなカルト集団に出会ってしまったことは非常に残念なことだったと言わざるを得ません。

それでも母が繋いでくれた命に感謝しています。これまでに体験したことを理解して知恵に変えて活かしながら、私が私の人生を喜んで生きることで母に感謝を送りつつ大切に生きていきたいと、今は強く思っています。

今の私があるのは間違いなく母のおかげです。




お母さん ありがとう




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宗教とカルト集団及び宗教二世について(24)現在



「宗教とカルト集団及び宗教二世について①」はこちらから↓

https://ameblo.jp/healing-laqua/entry-12802943371.html



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