普通お味噌は「寒仕込み」といって、

一番寒い2月にするものですが・・・

材料は買ってあったものの、

なかなかバタバタしていると余裕がなくて・・・

でもやっと春分の日に仕込むことができました。

 

こういう手仕事はやっぱり、

気持ちに余裕がないとできないものですね~。

豊かな気持ちになります。

 

昔は「手前味噌」と言って、

どの家庭でも味噌を仕込んでいました。

それぞれの家庭で味が少しずつ違って

我が家の味になっていたのでしょうね。

 

だってお母さんの手についている菌が入るものね。

それにお母さんの愛のエネルギーも

もちろん入っているように思います。

 

味噌も一度作り方を覚えると、

意外に簡単なんですよ。

仕込んだらあとは麹の菌がお仕事してくれるので

発酵を待つだけなんです。

 

簡単にちょっとご紹介しましょう。

 

最初大豆をたっぷりの水につけて一晩おきます。

びっくりするくらい容積が増えるので、大きな鍋がいいですよ。

 

 

これを圧力鍋で柔らかく炊きます。

我が家は玄米も美味しく炊けるシラルガンを愛用。

お豆の場合、沢山入れすぎると溢れてしまうので、

半分ずつに分けます。

(入れられる量はお鍋によるので、説明書を読んで下さいね。)

圧力鍋専用の落し蓋があるので中に入れて炊きます。

 

 

その間に、麹と塩をまぜておきます。(塩切り)

これは麦麹。麦味噌ができます。

米麹を使ったら米味噌になります。

 

 

大豆が熱々ふっくら炊けました。

 

 

そうしたら煮汁と豆を分けます。

煮汁は後で固さの調節に使うので取っておいて下さいね。

 

 

豆が熱いうちに、マッシャーなどでつぶしていきます。

一度にすると大変なので、少しずつした方が早いですよ。

つぶしたらこんな感じ。

 

 

これと、先に塩切りしておいた麹と混ぜていきます。

この時、煮汁で固さを調節します。

固すぎると発酵が遅くなるし、

柔らかすぎても腐敗しやすくなります。

そして、空気が入らないように、大きめの味噌玉に丸めていきます。

 

 

瓶はあらかじめ熱湯消毒しておきます。

 

 

底に少し塩をふっておき、

 

 

そこに、味噌玉を投げ込んで行きます。

間に空気が入らないようにするのがポイントです。

瓶のふちにぶつけると砕け散ってしまうので、

コントロールに注意!(笑)

 

 

全て無事投げ込んだら、表面を平らにならし・・・

 

 

表面がカビないよう塩を振ります。

 

 

ラップ(または熱湯消毒してきつく絞った布や、竹の皮など)

で表面をピッタリ覆って、その上に重石をします。

(あ、写真撮り忘れたあせる

蓋をして、仕込みの日付を書いておきます。

 

 

この蓋の上を新聞紙で覆って、紐で縛って、出来上がり~。

 

 

風通しのよいところに置いて、あとは麹にお任せ~。

発酵を待つばかりです。

麦味噌は早ければ夏頃にはできてしまいます。

 

今年は「まるざ発芽玄米研究所」さんに作って頂いた

黒大豆を使ったお味噌も仕込んだので、

 

 

どんなお味噌ができるか、

とっても楽しみです。ラブラブ

 

日本人は昔から、味噌や醤油、納豆など、

発酵食品をよく頂きますね。

この発酵食品(菌)が腸内環境をよくするのにとっても役立ち、

日本人の精神性の高さをも支えているそうですよ。

 

ちなみに、購入される場合、

自然食品店に置いてあるような、

呼吸用の穴がついているお味噌が

菌が生きているお味噌です。

時間をかけてゆっくり発酵させたものが本物です。

 

お肌も体調も良くなりますよ。

あなたも是非「菌活」してみて下さいね。ドキドキ