アップが遅くなりましたが、1月のお料理教室、無事終了しました~。

今回も遠くから来て下さる方も多く、高松市内のみならず、

東かがわ市や観音寺市、まんのう町やさぬき市、お隣の徳島県からも、

皆さん1時間もかけて来て下さり、本当にどうもありがとうございました。


1月は「年末年始の食べすぎをデトックスするレシピ」と、

冬は腎臓が良く働き、かつ腎臓が疲れ易い季節でもあるので、

腎臓に良いレシピ」をテーマに開きました。



実はこのメニュー、3年前からこの時期にしているのですが、とても好評です。

「朝に出たのに、帰宅してからまた2回も便が出た!」とか、

「終わった後から夕方にかけて何回もおしっこが出た!」とか、

「むくみが取れて、体が引き締まった!」とか

皆さん、効果をすぐに体感できるのでとっても面白いですね。

報告を頂く私も嬉しいです。


食べすぎた時は、断食するか、食事を抜くのが実は一番いい方法です。

現代人はほとんどの人が食べ過ぎで病気になっています。

食べ物があふれているので誘惑が多いのでしょうね。

糖尿病や高血圧などのいわゆる生活習慣病や、アトピーなどもそうですが、

これらは発展途上国にはない病気です。

環境やストレスなどもありますが、ほとんどが食べすぎが原因です。

断食で病気を治す道場があるほどです。


よく噛んで腹八分目にして、お腹の中はいつも軽くしておく方が

健康をキープできます。

そういう私もなかなか出来ていませんが・・・(苦笑)。

美しさや若さを保つ秘訣も、小食がポイントのようですよ。

あるモデルさんも言っていました。


長期間の断食はやはり指導者の下でするのが安全ですが、

一つ簡単な断食方法があります。

満月と新月の日の夕飯を一食抜くのです。

これなら無理なく手軽にできるのでお勧めです。

マクロビオティックで有名な岡部先生が提案する方法です。

これを続けると1年も経てば何日間も断食したのと同じ効果があるとか。


名古屋にいた頃、友人とよく一緒に実行していました。

一人ではなかなかできないけれど、友達と一緒ならできますね。

断食すると髪も肌も若返りますよ。

またやろうかしら。

どなたか一緒に断食しませんか~?ニコニコ


さてメニューの話に戻りますと、

冬は色んなものを体に貯めこみやすい季節です。

冬眠する前の動物が沢山食べて太るのと同じしくみです。


この時期のデトックスに特に有効なのが、黒豆と小豆です。

おせち料理に黒豆を食べますが、昔の人はよくわかっていたのですね~。

小豆も、昔は毎月1日と15日にご飯に炊き込む習慣があったそうです。

昔の人は本当にすごいですね~。


効果的に食べるには、黒豆も小豆もお砂糖等で甘く煮ないほうがいいです。

この日は黒豆と黒米を炊きこんだ玄米ご飯を作りました。

玄米はそれだけでもデトックス効果が大きいですが、

これらを一緒に炊き込むと、更にデトックス効果が大きくなります。


それから、玄米との最強コンビ、ごま塩

マクロビオティックでは必ずかけて食べます。

若返りのビタミンEが含まれています。

皮が固いのでそのままよりも、軽く炒ってから擂ると消化・吸収が良くなります。

すりこぎとすり鉢でするのですが、

油を出さないように擂るにはコツがあります

皆さんこの方法にも感心されていました。

ごまがとってもいい香り~。


内臓の脂肪をデトックスするスープも作りました。

使う素材は玉ねぎ・切り干し大根・大根・干し椎茸など、

素材も、見た目も地味なのですが、

皆さん「おいし~い!」「甘~い!」とびっくりされます。

もちろんお砂糖やみりんは使わず、素材の持つ甘さです。

使う調味料は自然塩だけです。


それからマクロビオティックの基本、きんぴらごぼうも作りました。

食物繊維が豊富で、きれいな血液を作ってくれる造血作用もあります。

ごぼう、人参、蓮根、すべて皮をむかず、あく抜きせず

お砂糖やみりん等の調味料を使わずに

調理方法で素材の甘さ、旨味を引き出します

使う調味料は醤油だけ

こちらも皆さんびっくりされます。

「おいし~い!」「あま~い!」「今までのきんぴらは何だったの?」

「普段、調味料を使い過ぎだったのね~」などなど。


そして、冬は腎臓が良く働き、かつダメージを受けやすい季節なのですが、

腎臓に良いものの代表が小豆です。


小豆かぼちゃ」は糖尿病の食箋でもあります。

土鍋でコトコト1時間近く煮ます。

一般的な小豆の茹で方では、アクを茹でこぼししますが、

マクロビオティックでは腎臓に良い成分サポニンを逃さないよう

茹でこぼしはしません

途中何回か差し水(びっくり水)をするのが、芯まで柔らかく煮るポイントです。


塩だけで調味するのですが、小豆を甘くするためには

塩を入れる入れ方にちょっとしたコツがあります。

そしてかぼちゃで甘みをつけます。

腎臓に効かせたいか、腸に効かせたいかによって、汁気の残し方が違います。

これも大事なポイントです。


デザートは玄米おはぎ。

マクロの学校では塩だけの味付けなのですが、

皆さんはそこまでマニアックではないかなと思い、

今回はてんさい糖でほんのり優しい甘みを付けました。


お家に持ち帰った方のお子さんも美味しいとパクパク食べてくれたそうです。

うちの子供たちも普段のご飯に玄米は食べにくいので分搗き米にしていますが、

おはぎにすると玄米も知らず知らずのうちにパクパク食べられるようです。


と、結構マニアックな内容だったと思いますが、

皆さん打てば響くように反応して下さるので、私もとてもやり甲斐があり、

美味しいと喜んで頂けて、とても嬉しく思いました。


次回は雛祭りが近いので、

春のちらち寿司

いちごのショートケーキいちご

簡単すまし汁

雪割り菜種

を作ろうと思います。

2月25~27日頃で2日間の予定です。日程が決まり次第お知らせします。

興味のある方はお一人様でもお気軽にどうぞ。

集まって下さる皆さん、素敵な優しい方ばかりですよ。キラキラ


今の食事が10年後のあなたを作ります。

完璧にできなくても全く構わないので、できるところから始めていきましょう。

知識があるのと無いのとでは全然違いますよ。


食も癒しですよね。

食が変わると人生も変わりますよ。虹キラキラ