やりたい仕事ができなくなった時|AさんとBさんの決断と私の省察 | The balance tuner dances with the breeze | 新潟の訪問治療家

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介護・福祉関係の会社に属する 機能訓練士(理学療法士)ですが

難治性の症状を対象とする
訪問治療家(整体・エネルギー療法)です

自分の人生の意味を考えることが
あなたの治療に活かされると信じています
修行の一環としてこのブログで
内省を綴っております

 

 

新しい職場での仕事も1週間が経ちました

実は4月から

同じ会社の別の部署で

少しリハビリをさせていただいております


そこでの仕事は 「4月末で終了です」 という当初の予定だったのですが

「終了せずしばらく延長で」

となりました


私のリハビリの腕前などに対し
お客様からクレームがなかった(?)とのこと

継続してリハビリをしてほしいという評価

はいただいたようで 嬉しい気持ちです

と いうことで
現在 2つの事業所を掛け持ちで 仕事をさせていただいております

覚えることが多いのではありますが

まずは 焦らず 仕事に 慣れることを 心がけているところです



そんな日々の中 出会った

お2人のスタッフとの会話が

何故か

心に引っかかりました


おふたりとも 私と同じ会社ですが 事業所は異なります

Aさん Bさん と呼ぶことにします


まず Aさん

Aさんはリハビリスタッフです

「近いうちに辞職し 別の職場へ転職することになっている」

そうです

新しい職場は 詳しい情報はわかりませんが
Aさんが今一番興味があり
取り組みたいリハビリ分野
なのだそうです

やりたいことができるところへ転職する

リハビリの世界では常識ですが

やっぱり気になるのは

「なんでAさんは 辞めることにしたのですか?」

です(笑)




「私は○○の仕事がしたくて ここにいました
 それが もうできない と話があったのです

 私は○○の仕事以外は したくないな と思ったので

 辞めることにしたんです」

とのこと

Aさんはまだ リハビリ職に就いて 数年目の方です

未知 未定の 未来

がたくさんある状態です

その時私は
Aさんの
辞めて新しい 興味ある分野 への転職を
祝福しました


~~~


次は Bさんです

Bさんが働いている部署で

ある共通のニーズを抱えているお客様が

一定数いることが わかったそうなのです

「これは 新しいサービスになる」

と思われたそうですが 現状のその部署の業態では
そのニーズに応えることができないそうなのです

その方はその部署の責任者ですので

その ニーズなどの情報を上層部へ相談したそうです
上層部はある程度は理解してくれたそうですが

「でも 結局 何も動かないみたいなんです」

だそうで Bさんは 仲間と共に

そのニーズに応えるサービスを立ち上げようと考えている
そうです

「会社は動かないでしょうし 私は辞めてもいいかなって思ってるんです」

とも言われます

Bさんの大本の考えには

 

そのお客様達が困っている問題を解決する

 

方策を提供したい

という 純粋なお気持ちでした

ただ 辞めずとも その想いの一部が

 

少し実現できる可能性もある とのことでしたので

 

私は Bさんが 辞めずに その想い が形になることを
祈る気持ちを お伝えしました


~~~


私は その場では 

 

お2人の将来の成功を 祈念する気持ちを お伝えしましたが

何となく

 

何となくなのですが

自分の本心が

納得していない

 

腑に落ちていない

気持ちであることを

自覚していました


なぜ 私は 納得していないのでしょう?


しばらく考えてみましたら

たぶん 次のことが 納得していないのでしょう


「会社が ○○してくれないから 辞める」


という 考え方 です

これが 引っかかっているようです


お2人を批判しているわけではもちろんありません

他者の人生を批判することは 誰にもできません



ただ 私が Aさん Bさんと

 

同じ状況になったら

私はどう 考えるだろうか?

 

感じるだろうか?



さらに考えてみます




きっと私はお2人と

同じ考え方 同じ行動 は



しないでしょう




では どうするのでしょう?




自分がやりたい仕事があり
それに対して 会社が応えてくれなければ

一時的に

不満の気持ちを

持たないとは いえません



ただ



現実に自分に起きている その状況

不満の気持ちを持ちそうになる その状況が



なぜ 自分に起きているのか?


そこを しっかり 考えることをするでしょう



考えて考えて

それでやっぱり

「私が本当にやりたいことを気づかせるために このことが起きたんだ!」

と腹落ちしたら 具体的に 転職などの行動をとることでしょう




ただ

たぶん

それは

 

 

ないでしょう


 

「やりたいことがやれなくなった」

と とらえずに

「なぜ このこと(自分がそれほどしたいと思っていない仕事)を

 行うことを

 

 自分に求められているのだろう?」

と とらえることでしょう



自分がやりたい仕事にフォーカスするのを 一旦やめて

 

自分に残された仕事にフォーカスる

 

私はこれを行います




やりたくない仕事 は

それは 苦手で 面白くなくて

 

だけど 必要とされている仕事

である 可能性が高い

 

と 思うのです

 

 

人生の「課題」を 求められている

可能性が高いのです

 

 

 

これは 人生の重要な局面です



こういう風に考えるようになったのは
これまでの人生を見直したことで 得られた成果です



私の前の職場は 最初に異動となった時には

 

全く私が行いたいタイプのリハビリは 行えない部署でした

 

その時 私がやりたいリハビリは

 

患者さんと 1対1 で

 

40分間は最低でも時間をかけて

 

じっくり取り組むような リハビリでした

 

 

そんな 私が 上司に嫌われて(笑)異動させられた部署は

 

1対3 ぐらいで複数人を同時進行で見つつ

 

1人当たり リハビリとして触れる時間は 10~15分程度

 

という 環境でした

 

 

「こんなのは 私がやりたい リハビリではない!」

 

と 心の中で 叫んでいました

 

利用者さんにも

 

「もっと 時間をかけて リハビリしてほしいのに・・・もう終わり?」

 

という声もたくさんあるため

 

ますます 「ここではダメだ!」と思ったものです

 

当時辞職も考えて いろいろな法人を見学もしていました

 

面接まで行った法人もありました

 

 

 

ですが そこに 留まることにしました

諸事情により留まざるを得なかったのです

 

 

最初は大変 嫌な 気持ちでした

 

でしたが

 

だんだんと 利用者さんとの 心の距離が短くなり

 

親しみ合う関係となるにつれ

 

考えを切り替えました

 

「10分のリハビリで 結果を出していく リハビリ とは?」

 

を 模索していくことにしました

 

40分間のリハビリ前後で その場で結果を得ようとする アプローチではなく

 

利用者さんの生活を リハビリにしかできないアプローチで お支えしていく

 

すると 不思議です

 

私のリハビリ自体の能力も 向上していったのです(笑)

 

 

 



私が現在メインで所属している部署では

特に 特別に リハビリが求められているわけではありません

リハビリの時間が 確保されているわけでもありません

過去にここに所属していたリハビリスタッフが

「こんな仕事はリハビリではない 介護士さんと何も変わらない!」

と 不満を公言して 辞められたそうです


普通のリハビリスタッフが やりたい仕事のスタイルとは

全く異なる部署ではありますから

気持ちはわかります

でも 一方で

「わかっていないな」

とも思います


利用者さんの日常の生活 人生を より良いものにするために

リハビリスタッフが リハビリという専門性を活かして

どのように 貢献し

どのような 成果を

出すことができるか?


利用者さんの普段の生活の援助をしながらも

介護士さんでは決してできない

リハビリならではの眼で 利用者さんを見守る

 

 

マニュアルはありません

 

マニュアルがあってはいけません

 

ケースバイケース です


これが 今 私が求められていることだと 勝手に 思っています

これほど リハビリの能力や専門性を 求められる 職場は ありません


これが今の私の仕事です
 

幸福です


うふふふ

 


感謝申し上げます
 

 

大変な長文にお付き合いいただきありがとうございました

 

あなたに愛が溢れる一日となりますよう

お祈りさせてください

 

ありがとうございました