接客のアルバイトから学んだ 治療の教訓(DoCoMoガラケー販売時代) | The healer dances with the breeze | 新潟の訪問整体師・ヒーラー

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介護・福祉関係の会社に属する 機能訓練士(理学療法士)ですが

難治性の症状を対象とする
訪問治療家(整体・エネルギー療法)です

自分の人生の意味を考えることが
あなたの治療に活かされると信じています
修行の一環としてこのブログで
内省を綴っております

(書き上げたら3000文字を超えていました…自分のために書いているものですから 読み飛ばしてください)

 

 

 

また過去の自分に会いにいきます

 

「人体の不思議展」のスタッフアルバイトが終了したら

仲間のスタッフから

新しいアルバイトを紹介してもらった

 

と 以前綴りました

 

そのアルバイトについてです

 

携帯電話会社の NTT DoCoMo の 販売 のお仕事でした

(現在はdocomo と表記しますが 当時はDoCoMoでしたので 当時の表記で記載します)

 

よく 家電量販店や携帯販売店へ行くと

 

そのお店の制服を着ている人とは別に

 

docomo au softbank などの服を着ているスタッフがいますよね?

 

あれです あの仕事です

 

店舗の販売に貢献することは大前提なのですが

 

「DoCoMo へお客様を誘導する(許される範囲で)」

 

ことも求められるお仕事です

 

 

~~~

 

 

当時はまだまだスマホの時代ではなくガラケー全盛期

 

softbank はなく まだ vodafon(懐かしい)

 

通信料金がとってもわかりにくく とっても高かった

 

MNP が開始される直前

 

DoCoMoのFOMAの電波がつながらない!

と日本中でクレームが起きていた

 

 

そんな時代です

 

 

 

(↑このロゴの時代です イメージカラーもブルーでしたね)

 

 

 

それまで 私は 接客 販売の仕事・アルバイトをしたことがありませんでした

 

 

初めて店舗に立った時の緊張感は 今でも思い出すことができます

 

 

携帯電話はもともとあまり興味が無かったので 知識も大変乏しい状態

 

お客様と一緒に カタログを確認しながら 説明していました

 

「この携帯は 何が特徴なの?」

 

と聞かれ とっさに答えることができず カタログを開いている間に お客様が他の場所へ行かれたこともありましたね

 

 

それでも場数を踏むことにより

 

 

かなり携帯に詳しいおじさん

 

 

にはなることができました

 

 

ですが・・・

 

最初から買おうと決めているお客様には売れますが

 

なんとなく興味を持って来店された方へ売ることは

 

今一つできずにいました

 

どうしたものかと・・・

 

本当は解剖学 生理学を勉強しないといけないのに

接客のことばかりを考えるのでした(笑)

 

 

~~~

 

 

ある3月

 

「(お父さん)娘が中学入学するから 携帯を買ってあげようかと思って」

 

というご家族が来店されました

 

娘さんはお友達と事前に携帯についてのお話しをされて

花が咲いたのでしょう

 

「au の○○が欲しい」

 

と機種(端末が正式な言い方)も決めておられました

 

その機種は au 独自の商品で

 

DoCoMoでは対抗する商品はありませんでした

 

『困ったなぁ~』

 

と正直思いました

 

 

 

ご家族皆さんで au のその機種を見て触っておられます

 

(ご両親は値段をご覧になっています)

 

 

そのころ私は他社携帯も詳しくなっていたので

 

その携帯の良いところを アピールしていました

 

「DoCoMoのジャンパーを着ているけど 携帯はなんでも詳しい人」

 

というイメージを持っていただきたかったからです

 

 

 

ひとしきり会話をして お父様もリラックスしてきたところで

 

特に戦略もなく 私は

 

「毎月の携帯料金の支払いってバカにならないらしいですよね

 家族全員分合わせると 生涯で支払う金額は 

 家を買うよりも高くなるんじゃないかって言われていますよね」

 

と 言っていました

 

 

「あ・・・ そうだよ 

 携帯使ったら毎月支払うんだよ

 娘の分も増えるんだよ」

 

と お父さん(お母さんは奥ゆかしい方で主にお父さんがお話されます)

 

話題が通信料へ変わりました

 

 

「ところで ご両親は携帯はどちらの会社のものを?」

 

と確認すると

 

 

DoCoMoでした!

 

 

当時は各社 家族全員が同じ携帯会社であればお得 というサービスが主流でした

 

特にDoCoMoはお得でしたので

 

au の家族割りの説明をした後に

 

「でも DoCoMoのファミ割の方が・・・」

 

とさりげなくDoCoMoへ誘導する私(笑)

 

 

 

電卓で月々の支払金額を計算して

 

「娘さんがもしもDoCoMoの携帯にしていただけますと…

 年間でこれだけお得ですよ」

 

と提示します

 

ご両親も「そうかぁ~」と 私に説得されかけています

 

 

 

しかし 娘さん なかなかやり手なのです

 

 

「じゃぁ お父さんもお母さんも みんなで au にすればいいんじゃない?」

 

 

と・・・(笑)

 

 

実はお店的には ご両親をDoCoMoを解約していただき

au に新規で乗り越えていただけると嬉しいのです

 

 

すでにMNP も始まっていましたから 携帯番号もそのままです

 

 

娘さんの気持ちを尊重したいというお父様のお気持ちも伝わってきていましたから

 

「そうかぁ 私たちは携帯にこだわりがないから・・・」

 

と風向きは au へ(笑)

 

 

 

私のメインの接客対象は 娘さんに変わったと思いました

 

何か打開策を見出そうと 娘さんのお気持ちを確認します

 

 

「なぜ?この携帯が良いと思われたのですか?」

 

 

と 大人相手以上に丁寧に接客します(笑)

 

 

やはり お友達と相談して CMのイメージもあって これにした

 

とのこと

 

 

よくあるパターンです

 

でも これが結構強力で

 

なかなか他の携帯へ誘導することが難しいパターンです

 

 

 

 

「携帯を使えるようになったら どういう時に使いたいですか?」

 

 

と今度は 商品購入後の

 

生活イメージ

 

を一緒に考えます

 

「友達とメールかな? 学校に迎えに来てって親に連絡する時は通話かな?」

 

というお答え

 

 

「ちょっと 丁寧に 朝起きてから寝るまでで考えてみましょう」

 

と提案する私

 

朝起床してから 夜寝るまでの 生活を イメージしてもらいます

 

時々

 

 

「あ それなら 携帯のこの機能を使うと便利ですよ」

 

 

と 新しい生活イメージの提案をすると ご家族全員が楽しそうな反応を見せてくれます

 

そんな感じで よる寝るところまでお話をしたら

 

 

「メールをたくさんする そして 音楽をたくさん聴く が大事ですね?」

 

 

と確認できました

 

 

実は 娘さんが欲しかった携帯は デザインは可愛いのですが

ボタンが小さく ボタン間の隙間が無いため メールの際やや押しづらいのです

 

 

「そういわれてみれば そうかも…」

 

と娘さん

 

 

そこで私は

 

「この欲しい携帯とは違う携帯を できれば 1つ ご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」

 

と提案しました

 

 

ボタンが押しやすく 音楽の音質が良く 当時は珍しいFMトランスミッターが内蔵されている機種です

 

 

もちろん DoCoMoの商品です!(笑)

 

 

 

「二つ折りではないですし デザインも可愛くはないかもしれませんね

 

 でも この黄色はお姉さんのお客様は買われています 在庫も今あります

 

 メールを見て返信する という作業に無駄がないです

 

 それを ご自宅のオーディオで音楽を再生したままメールできるってスゴイですよね!

 

 そんなことができる携帯は 今は これだけなんですよ

 

 なんだか ワクワクしませんか?

 

 あとは ご家族皆さんでよくご相談してください 控えております」

 

 

と 最後の判断はご家族へお任せいたしました

 

ありがたいことに 私の提案を 受け入れていただけました(やったー)

 

 

~~~

 

あれ?

 

なぜ このエピソードを 私は思い出したのでしょうか?

 

(家事をしながら1時間考えました)

 

わかりました(笑)

 

 

リハビリ・整体・ヒーリング を行う今でも

 

このことを大事にしていました

 

 

「ヒントは 生活の中にある」

 

 

ということ

 

 

なかなか良くならない痛み

 

なかなか改善しない症状

 

なぜか繰り返し発生する痛み

 

 

原因が良くわからず 治療がうまく進まないことがあります

 

 

そんなときは 朝起きてから寝るまで の生活を確認させていただくことがあります

(もちろん クライアント様が許される範囲で)

 

そして そこに

 

痛みを悪化させている原因や

 

改善できる動作や生活習慣

 

があることが多いのです

 

 

ひょっとしたら これは リハビリだけに限ったことではないかもしれませんね

 

 

 

クライアント様を守護するご先祖様が

高次元からお伝えする言葉も重要ですが

 

普段の生活についての情報も

 

実は同じくらい重要です

 

 

 

リハビリ養成校を卒業した人であれば

 

「患者さんの生活状況を確認しましょう」

 

は必ず知っている知識です

 

 

ただ 私はかなりこだわっている方かもしれません

 

なぜなのかな?

 

と思っていましたが

 

 

なるほど

 

大本の原因となる体験は

 

携帯を売っていた時だったんですね(笑)

 

 

人生 無駄な経験はありませんね

 

 

 

今回も長文にお付き合いいただき

本当にありがとうございました

 

あなたにも私にも

愛が溢れますように

お祈りさせてください