現在、渋谷PARCO劇場にて「モンスター・コールズ」という舞台が絶賛上演中です。
これですね、Sexy Zoneの佐藤勝利さんが主演なので、
会場は(言うまでもなく)ファンだらけなんですが、
是非スピリチュアル界隈の方に見ていただきたい作品です!
(競争率高いですが)一応当日券もあるようなので、ぜひチャレンジしていただればと…
この作品、ほんっとにマジでヤバイくらい(語彙力…)スピリチュアルな作品でございます。
原作は小説で映画化もされているようですが、全く予習しないで行きました。
完全に油断してましたよ…こんなに心震える作品だなんて。
(以下、ネタバレ含みます…が、ネタバレしても十分楽しめると思います)
勝利さんは7年くらい前に、実際にお父様を病気で亡くされているんですよね。
今回の役柄も病気療養中のお母さんを持つコナー・オマリー(13歳)なので、
実体験とシンクロするんだろうなぁと軽い気持ちで見に行ったんですが…
そんな単純な話じゃない!!
また結論から言っちゃうんですが、
これも「分裂」から「統合」への話です、はい。
これもっていうのは…
「Endless Shock」と同じやないかーい!
そもそも、佐藤勝利さんが演じる役柄および作品ってなぜか
「生と死」を扱うストーリーが多いんですよね。
2年前?の黒柳徹子さんと演じた舞台「ハロルドとモード」もまさに「生と死」がテーマですし、
めちゃくちゃスピリチュアルです。
勝利さんは3次元ではアイドルですが、
5次元からの俳優オファー?(笑)がすごいのなんのって。
さて肝心のストーリーですが…
コナー少年の家から見える“いちいの木”扮するモンスターが、
突如目の前に現れ、3つのストーリーを聞かせにくるというのです。
そして3つ全てを聞いたら、今度はコナー少年が“真実”を話すことを求められる。
真実というのは、コナーの本音なんです。
これまた先日自分が書いたエントリーと被ってシンクロ&鳥肌なんですが…
コナーは「ママの病気は絶対に治る、早く良くなって」と“思考では”信じているんですが、
その一方“心では”
「この状況が続くのは辛い。もう終わって欲しい(ママに旅立って欲しい)。だってもう治らないことがわかってる」
のです。
思考と心のせめぎ合いが見事に描写されています。
さらに言うと、コナーの中で思考と心が戦争状態なので、
祖母にも辛く当たられるし、
学校でもいじめられている
まさに内面の戦争状態が外で現実化してしまっているんですね。
なんてスピリチュアルな舞台!!!
すごいぞ!「モンスター・コールズ」!!
そして母親の死期がいよいよ迫ってきたとき、自分の本音を認め「自己統合」に向かうところで、
意地悪だった祖母が歩み寄りの姿勢を見せます。
コナーの中で起きていた思考と心の戦争が終わったから、
目の前に現れる世界にも平和が訪れるということなんですよね。
そして、以前どこかで書いた気もするんですが、
勝利さんは芝居の役柄を通して、未消化の感情を消化させていくことができ、
結果、癒しにつながるんですよね。
作中、コナー少年が全てを破壊するシーンがあるんですが、
もはや芝居に見えなかったです。
勝利さん、これまでもお仕事のこと含め色々あったと思います。
その時の怒り、悲しみを見事に表現されていて、
そして昇華していく様子を感じました。
予言(?)ですが、この作品をきっかけに大きな仕事が舞い込みそうな気がします。
この作品は勝利さんにとってまさにターニングポイントになるのではないでしょうか。
まだまだ書きたいくらいですが、とりあえずここまでにしておきます。
チャンスがあれば是非ご覧いただきたい作品です!
ではまた♪