今から12年くらい前、義兄の知り合いの

セラピストさんから10回ほどヒプノセラピー

(催眠療法)を受けたことがありました。

 

ヒプノセラピーは、多分いろいろなメソッド

があると思うのですが、

私が受けたものは、

リクライニングソファーなどでリラックスした状態で

セラピストさんの誘導にしたがって目をつぶって

心に浮かんできたことを

セラピストさんにお話しする、という形のものでした。

 

最初はなんだか即興で作ったつまらない話を

発表させられてる小学生みたいな気分になりましたが、

じゃあ、今すぐそんな話を作れるのか?

と改めて問われると

「できないカモ」と思うので、

やはり何か自分の潜在意識

のどこかにアクセスしていたんだど思います。

 

何回めだったか、岩山と森が共存するような

ところで、白人の狩猟をガイドしている

ネイティブアメリカンだった

過去世だったときがありました。

遊びで狩られた鹿を見下ろして

「かわいそうになぁ」と

思っているところ、

売り物のナイフを研いでいるところなど、

家族を支える稼ぎ頭である重圧

などを思い出しました。

その時に、セラピストさんから

「何族でしたか?」と聞かれ、

「ホピ…」と答えました。

言いながら「そんなの聞いたことないなぁ…

でまかせ言っちゃって

と思ったものでした。
催眠とは言っても、意識はあるので覚えています。

 

で、家に帰ってから面白半分にネットで調べたら 

えー!いるんだ

ホピ族…

 

一応言い訳ですが、10年位前なんです。

まだホピの予言とかそんなに騒がれていない頃で 

本当に知らなかったんですね。

 

唯一、もしかして記憶の片隅にあったのかな、

というのが

近所の美術館で「アンテスとカチーナ人形展」

というのをやっていたことがあったのですが、

後々サイトで確認したところ、

その時の広告の中に

「ドイツ人巨匠とホピ族の精霊たち」

とあったので、それでインプットされたのかな、

とも思うのですが、

この展示の広告を見たとき

「ドイツ人のおっさんによるアフリカかどこかの

人形コレクション展」なのだろう。

こわっ… とか思ってたのは覚えていて、

(人形が苦手 特に民族的な人形とかお面はとても苦手

「カチーナ人形」がホピ族のものだと知ったのは

その数年後だったのです。

(広告のホピ族は完全にスルーしてたんですね)

 

で、何が言いたいかというと、まずは

「ヒプノセラピーはほんとに潜在意識にアクセスしてる」

ということなんですが、

自分の顕在意識の中ではまっさらなところから出てきた

でまかせに近い「ホピ」という響き、それが実在したという

2段構えの驚きは、何かこう目に見えない世界が確実にある、

という確信が、私の中に確固たるものとして根付いた瞬間で

あったなぁ… と思うわけでした。