「ゲシュタルト崩壊って
 面白いですね」


というご感想を頂きました。

本当に面白いと思います。

ゲシュタルト崩壊とは、

すでに見慣れた文字や形を
しばらく眺めていると

「こんな形だったっけ?」

という気分になってくる、
というものです。

ゲシュタルトとは
全体として意味を持った
まとまりのことですので

まとまりが壊れてしまう
ということです。



何度でも
経験できることですので
ぜひ経験してみましょう。

そして、
その不思議な感覚を

よく味わいましょう。

たとえば、
ひらがなの「あ」を
じっと観察してみます。

当然、
普段読んでいる文章の中に
「あ」が入っていても

簡単に読めると思いますので、

とくに何も気にすることなく
読み流すと思います。

それをあえて
よく意識してみます。

ただ見るだけではなく、
あちこちを観察してみましょう。

「この部分はこんな形…」
「このへんでこっちの線と交わって…」

とか

「『め』に似てる?」

「『わ』にもちょっと似てる?」
というふうに

初めて見るもののように
興味深く見てみましょう。

すると、だんだん

「あれ…?これって
 『あ』だよね?」

という何とも言えない
違和感を感じるようになります。

いろいろなもので
やってみましょう。

(あまりにもシンプル過ぎるものは
 観察の意識がもちません。
 少しだけ複雑なものが良いです)



ヒーリングでは

 無意識は自動的にくり返す
 意識したものはコントロール可能


と言っています。

普段、何も気にせずに
読めるのは、

「あ」の形を認識する
という作業が

すでに十分に習得して
無意識でもこなせるように
なっているからです。

無意識なので
自動的にくり返します。

それを改めて意識すると、
自動的だったものを
コントロールしようとします。

つまり、

 意識すると
 やり方を「変えよう」とする
 モードになる


のです。

今まで当たり前に
できていたことも、
いったん上手くできなくなります。

そして、場合によっては

新しい認識の仕方を

上書きします。



この働きを
「使う」ということを
考えましょう。

変えたいときには
あえて改めて意識して
ゲシュタルト崩壊を起こす


ということです。

人間は
クセや習慣、思考パターンなど
無意識のルーティンを
たくさん持っています。

それが
「なりたい自分」と
相反する場合は、

無意識のルーティンが
「なりたい自分」になるのを

邪魔します。

それを壊すために
ゲシュタルト崩壊を
起こしましょう。

改めてしっかりと
意識を向けなおすことで
無意識のルーティンを
壊します。



逆に、
十分に上手くいっていることは

強く意識してしまうと
せっかくの良いルーティンが
壊れてしまいます。

(変に意識しているせいで
 当たり前のことが上手くできない
 という経験はあるかもしれません)

そういう場合は、
意識しないようにします。

「変えよう」としないで
自動的な方が良いのです。
 

 

メルマガでも

心の性質を上手く利用する

ポイントをお伝えしています。

 

ぜひ、ご登録ください!

 → こちらから

 

 

 

 

 

ヒーリングで、人生をもっと楽しく。