ヒーリングでは
「気」を扱います。
「気」とは、
気功の考え方では、
目に見えず、流れ動き、
万物を構成するもの
また、
万物が作用、運動するための
エネルギーのようなもの
という、
なんとも捉えがたいものです。
K-Styleでは、
生命場(せいめいば)のようなもの、
と考えます。
生き物が生きていると
その生命活動の度合いに応じて
電磁気的なエネルギーが発生します。
それが気です。
電磁気的なエネルギーなので
通常は目には見えません。
(ヒーラーは気感で見えますが)
生き物以外の鉱物などにも
気はありますが、
それは、なんらかの生命活動が
影響を与えた結果だと考えます。
少なくとも、誰かが
対象を見たり触れたりした瞬間に
その人の生命活動が
その対象に影響を与えます。
生命活動のエネルギーなので、
活発に活動をしているものほど
強い気になります。
スポーツ選手や、
健康で若々しい人は
強い気が出ます。
同じ人でも、
運動をしているときや、
特定の体の部分を
集中的に使っているときなどは
強い気が出ます。
「気とは何なのか?」
ということについては、
現在の科学や、日常一般の言葉では
上手く説明する言葉が無いので
「だいたいこんな感じ」
というふうに捉えておけば
問題ありません。
むしろ、無理やり
理解しやすいものに当てはめて考えると
変な先入観や誤解が生まれます。
私たちにとって大事なのは、
どういう性質があるのか?
どう扱えば役に立つのか?
です。
気の重要な性質の1つとして
意識したところに気が集まる
ということを覚えておきましょう。
「気」という漢字には
いくつかの意味がありますが、
「気になる」
「気をつける」
「気が向いたら」
という表現は、
気=意識 という意味で使っています。
例えば、
気感のトレーニングで
手の感覚に意識を向ける、
というものがあります。
気を感じるためには
強い気が出ている場所のほうが
感じやすいので、
手から強い気を出している状態を作ります。
それが「意識を向ける」という
心の動きです。
手に意識を向けると、
手から強い気が出るので
感じる練習がしやすくなります。
手の感覚に意識を向ける、
ということは
手で情報を集める、
ということです。
「何に触れているのかな?」
「どんな形かな?」
「痛くないかな?」
「温かいかな?冷たいかな?」
といった情報を集めます。
情報を受け取り、脳に送る
という作業をするために、
手の細胞が活発に働くことになります。
それは、生命活動が力強くなる
ということですので
強い気が出る、というカラクリです。
細胞が活発に活動する、ということは
活動のための酸素や糖も必要ですので
血流も活発になります。
気が強くなっていると、
血行促進によって
赤くなったり温かくなったりします。
気を強くする(意識する)ことで、
生命活動が活発になり、
血行を促進する
というのが、
気功的なヒーリングのアプローチです。
K-Styleでは、
もう一歩踏み込んだアプローチもあります。
もちろん、
気が足りなくて
問題が起こっていることもあれば
気が強すぎて
問題が起こっていることもあるので、
強ければいい、ということではなく
ちょうどいい具合に調節する
ということがポイントになります。