電車はことこと
車内に鳴り響く電話の音
みんな決まって嫌そうな顔を見せる
平静を装って
知らないふり
少し顔を赤らめて電話に出る人
今日みたいな曇り空に
その声はすいこまれていった
分厚い時刻表とニコンのカメラをもって
電車に飛び乗った彼らは
始まったばかりの夏休みに
目を輝かせている
みたらし団子の甘い香りが車内をみたしていく
雨が降らないか心配しながら
いつもの生活から這い出すみたいに
いそいそと部屋を出る
あぁあの人はもう起きたかな
なんて事考えてたら
電車のドアは開いた
きっとまた喧嘩もするだろう
きっとまた少しだけ気も使うだろう
だけど
きっとまたすぐに会いたくなるんだ
わがままな私にまた会って欲しいんだ
そんな事考えてる間も
電車は少しずつ君に近づいてる
早く君に会いたい
オー!ファーザー
人は自分が信じたいと思ってることだけを信じるんだよ
その通りですね
まぁ当たり前のことなんだけど、こう文章にされると
しっくりきてしまう
4人もお父さんがいたら
それはそれは煩わしい
1人じゃどこか欠けてる
だから4人で補い合う
どんな人だって完璧なんて人はいなくて
どんな生き方にだって満点なんて無くて
それは誰かに劣ることでもなんでもないんだって
そう教えてくれるようなお話
伊坂の話はやっぱり良い
今回は街の名前も何も出てこなかったけど
やっぱり仙台の街が浮かんでくる
震災があって、
これから彼は仙台を舞台にどんな話を描くのかな
あんまり部屋に閉じこもっていると、家具になっちゃうぞ
飯を食う家具なんて、最低だぞ
俺が、お前を助けるから
俺は、全部知ってるんだぞ







