6月の探索は、雨のため無念の敗退となりましたが、今回は連休を利用してソロキャンプで、再度、挑戦しました。荘川桜からの林道はまだ通行不可能なため、ひるがの高原からのルートで入渓することにしました。
このコースは自転車で走る距離が、約27km、高度上昇717m、高度下降609mで、荘川桜からの林道と比較すると、約1.5倍です。数字だけ見ると、大したことはなさそうですが、実際は登り降りを5回繰り返すため、疲労感は倍以上でした。😭
しかも40年振りのキャンプ釣行ということもあって、欲張って荷物を積みすぎたため、自転車が極端な後ろ荷重になり、ハンドルを振られ易く、体力の限界を試す様な釣行になってしまいました。😭
午前5時半、車を民宿にデポして出発ですが、世界一周でも出来そうな荷物です。
荷物の総重量、約30kg、バッテリーの持ちは重量に反比例するのです、、、、。😅
ひるがの高原キャンプ場の横を通過し、別荘地帯を抜けて行きます。
斜度8%前後のつづら折りを登り、
暫く行くと、峠です(1,130m)。
ここからは最初の谷まで下りです。
前日雨が降ったせいか、山に朝もやが立ち込めています。
峠から4km程で、最初の谷(アマゴ谷)に到着です。
エネルギー補給のため小休止です。
一つ目の谷を過ぎると、次の谷まで一旦登りになります。
日の射してきた林道をのろのろと登ってゆきます。
二つ目の谷(大日谷)に到着です。
ここまで約13km。小休止していると、橋の上から、イワナが遊泳しているのが見えました。この谷も、いつか探索してみたいですね。先はまだ長いので、次の谷を目指し、再び林道を上ります。
三つ目の谷(小シウド谷)に到着です。
下流側です。
ここも探索してみたい谷です。 ここまでで18km。
休む間もなく、またまた上って、下って、やっと四つ目の谷(大シウド谷)に到着です。
ここで、荘川桜からの林道と合流します。ここからが最後の難関です。200m程上って下ると、目的地に到着ですが、すでに、かなり足に来ています。しかもここからの道は、これまで以上にひどく荒れています。😭
ノロノロ上り始めて15分、ビューポイントに到着です。
5月の連休にもここまで来ています。その時はこんなでした。
ここから先は残雪に阻まれ、進むことができませんでした。 流石に今はもう雪はありませんが、疲労感はあの時の比ではありません。重量のためか、バッテリーの消耗も予想以上で、節約しながら走らなければならず、その分足に来ているようです。😭
それでも何とか最後5kmをクリアーし、10時ごろに目的地(尾上郷川の取水堰堤)に到着しました。
夏バテ気味で、休み休み来たので、出発してから、約4時間ほど掛かってしまいました。😅
海上谷(支流)からの導水溝近くに、平らな場所があったので、そこをテン場にしました。かなり、ヘロヘロの状態ですが、午後には夕立になるとの予報なので、急ぎ、テントを設営します。
完成ですが、日中は暑くて中に入れません。😥
導水溝(右上)がすぐ近くにあるので、
水も確保でき、飲み物も冷やせます。
炎天下のテント設営で火照った体も、ここに下りると、天然のクーラーで冷やせます。
昼食はコンビニのパンで済ませました。もはや調理する気力がありませんでした。😔
一息ついたところで、ふと土管の流れ出しに目をやると、先が浅い溜りになっていて、流れの筋の少し深くなった所に、イワナが群泳しているではありませんか。😲
20匹以上います。大きいもので、9寸(27cm)ぐらいですか。
釣り人としては放っておけないので、草の陰から、そっと竿を出しました。
9寸弱を頭に3尾ほど釣り上げると、散ってしまいましたが、まさか、テントのすぐそばに天然の釣り堀があろうとは、何とも驚きです。
少し休んだら、体力が回復してきたので、ルアーのタックルをもって、川の様子を見に行くことにしました。
取水堰堤より下流は全く水がありませんが、
上流は想像していたより、川幅も広く、水量も多く、良さそうなポイントが続いてます。この辺りからルアーを投げてみました。
何年かぶりのルアーなので、思うようにキャストできません。😅
魚影は濃いようで、いいポイントでは、2~3尾が追ってきますが、なかなか針掛かりしません。やっと釣れた8寸のイワナです。😊
このポイントでは2尾釣れましたが、
1尾は9寸ぐらいの、頭の大きい白っぽいイワナでした。
釣り始めてまだ1時間ほどですが、夕立が気になるので、テントに戻ることにしました。
テントに戻ると、何と車でやって来た釣り人が、出かける支度をしているではありませんか。これからテンカラ釣り(和式毛ばり)で夕まづめを狙うと言って、私と川の状況について二言三言、言葉を交わすと、川へ降りて行かれました。
腹が減ってきたので、早めの夕食を取っていると、夕立が来ました。小一時間で止みましたが、山の雷は強烈ですね。😱
少しすると、先ほどの釣り人が戻ってきました。この川には20数年来通っているとのことで、本流や支流、他の河川のことなど、酒の肴をごちそうになりながら、酎ハイ片手に、釣り談議に花を咲かせました。こんな山奥で、同好の士と語り合えるとは、思ってもいませんでした。😊
-(Day 2)に続く-