6月といえば、ジューン・ブライド(June bride)。この時期、結婚式場の綺麗な芝生に純白のウェディング・ドレスの花嫁を見かけたりします。
そんな時、単純なH&T主任、見てるだけでパーっと明るく幸せな気分になります。
(イメージ)初夏の緑に映える純白、素敵です。ちなみにこの感性、古代日本人は「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」と歌にしてますね。
その一方、なかなか苦い記憶が蘇ったりしもます。
その昔、一度失恋を察知したH&T主任。先手を打って別れを切り出し、かろうじて捨てられる立場を回避、プライドだけは維持した経験があります。とはいえ失意のドン底には陥りました。我ながら浅はかですよね。
ささやかな恋の終わり、念のため自作自演(台詞または歌詞付き)で再現すれば概ねこんな感じでした。
♪張り裂けそうな、この胸を、あいつに返したい♪
“さよならね。でもいつかまた逢えたら、お互いの人生に乾杯できるといいね”
とびっきりの「おめかし」とそんなセリフで「いい女」を演じつつ、内心は泣き崩れそうでした。
それでも最後まで相手から「俺、やっぱ無理、お前と別れられないよ」なんて言葉を期待し・・・我ながら阿保みたいですよね。
♪逢えなくなって ふた月、過ぎてなおさら募る 恋心♪
“お元気ですか、そして今でも、愛してると言ってくださいますか?”
別れた後も、数か月は未練たらしく、幾度、涙色の手紙をしたためようと思ったことか・・・ほんと、我ながら阿保過ぎますよね。
そんなある夜、深夜のラジオから流れてきたのがエタ・ジェームズのR&B、「All I Could Do Was Cry」、通称”Church Bell” (1960)でした。
あの時は一人号泣(姉貴が嗚咽に驚き、私の部屋を見に来たほど)、でもその後、不思議と吹っ切れました。
それからバスルームで熱いシャワーを浴び、姉貴とビールを飲み明かし、悲劇は「完全に」幕を閉じたのでした。
♪男なんてシャボン玉、きつく抱いたら壊れて消えた♪
“だけどほんとに好きだったの、バスルームから愛を込めて”
あっ、だいぶ脱線しちゃいましたね。恐縮です。
ということで、ブルース・R&B・ソウルのレジェンダ、エタ・ジェームズさんのお話しを少ししたいと思います。
Etta James 1938-2012(米・ロスアンジェルス生、ブルース・R&B・ソウル歌手)
実は彼女、映画化されてます(ご覧になった方々も多いかと思いますが)。彼女が長らく所属したブルース・レーベル「チェス・レコード」を題材に2008年全米公開された映画、『キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語』がそれです。
「キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語」(2008/米作品)H&T、今度じっくり鑑賞したいと思ってます。
劇中、チャックベリー(モス・デフ演)も登場、早くもワクワクします。
自分はまだYouTubeで劇中シーンの一部を観ただけですが、それでも、エタ・ジェームズ役のビヨンセ(Beyoncé)が潤んだ目で、魂(ソウル)を込めて歌う「All I Could Do Was Cry」には、正直心が震えました。
是非、拙訳でこの曲の想いをH&T主任と共有くださいね。
Etta James 「All I Could Do Was Cry」(1960)*ビヨンセ・バージョン
I heard church bells ringing,
ウェディング・ベルが聴こえるわ
I heard a choir singing.
聖歌隊の合唱も始まり
I saw my love walk down the aisle.
愛しいあの人は祭壇へと向かう
On her finger, he placed a ring, oh, oh.
新婦の指にはリングが嵌められる、あぁ
I saw them holding hands
二人は手を握り合い
She was standing there with my man.
あの娘は私の愛しい人と並んで立つ
I heard them promise 'til death do us part.
「死が二人を別つまで」と誓い合う
Each word was a pain in my heart.
その一言一言が私の胸に突き刺さる
Oh. All I could do, all I could do was cry.
あぁ、私に出来ることなど、泣くのが精いっぱい
All I could do was cry.
I was losing the man that I loved,
愛する男を失った私には
and all I could do was cry.
And now the wedding is over,
ようやく結婚式は終わり
rice has been thrown over their heads.
二人にはライスシャワーが投げ掛けられた
For them, life has just begun but mine is at an end
新しい人生を踏み出す二人、けど、私の人生はこれで終わり
Oh. All I could do, all I could do was cry.
あぁ、私に出来ることなんて、泣くのが精いっぱい
All I could do was cry.
もう泣くしかなかった
I was losing the man that I loved,
愛する男を失った私には
And all I could do was cry.
ただ泣くしかなかったの
この歌詞ズシっと来ますね。この女性の元恋人への想い、半端じゃないです。でも、人をそんなにも愛せるなんて、ちょっぴり羨ましくもあります(かつて失恋してこの曲に共鳴した昔の自分自身も少し羨ましいです)。
エタへのレスペクトの気持ちからもう一曲、彼女の代表曲の一つ、「I'd Rather Go Blind」(1968)、こちらもビヨンセ・バージョンですが載せますね。
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編集後記:
ところで、邦楽では元カレの結婚に立ちあうみたいな楽曲、あるのでしょうか。
早速、「昭和芸能史専門家」を自称する姉貴に尋ねると、ありましたよ、ありました。それが、女子3人のコーラス・グループ「Sugar」のデビュー曲で大ヒットを収めた「ウエディング・ベル」(1981)
Sugarは、左のクミ(長沢久美子)/ギター、真ん中のミキ(笠松美樹)/リードボーカル&ピアノ、そしてモーリ(毛利公子)/ベース(リーダー)で構成された女性コーラス・グループ(残念ですが毛利さんは1990年に天国へ旅立たれました)。
Sugar「ウエディング・ベル」(1981)
作詞・作曲 古田喜昭
この曲中の女の子、エタの曲と同じく、元カレの式に臨席。しかし、招待席は末席で、屈辱的ともいえる扱いに耐えつつ、式の進行を見届けます。
そして最後に一言、激カワボーカルのミキさんが、あの風貌で「くた○っちまえ、アーメン」
凄くないですか、このセリフ。でもH&T、曲中の女子に感情移入してしまいます。貴女、貴男はどう感じますでしょうか?
また、エタの曲では、アメリカ女性が静かに悲しむのと対照的に、Sugarのこの曲では日本人女性が「くた○っちまえ」と罵るコントラストも面白いですよね。
それにしても、大和撫子はどんどん強くなりますね。どこまで行くか興味あります。そこで思うのですが、今後どなたか、ズバリ、「元カノによる花婿(元カレ)の略奪、即ち、逆略奪婚」をテーマにした楽曲、あるいは、映画・ドラマを是非撮って欲しいなぁ、そんな妙なことを考える今日この頃であります。
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熱いシャワー後の一杯、いいですよね。でも休肝日も設定し健康第一。とりあえず、“はいっ、お水でカンパ~イ”だっちゃ![]()
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(by H&T主任)
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