先日整形外科に勤務する友人と会いました。

その整形外科では骨折などの外傷をはじめ、足関節捻挫の患者様が多く来院されるそうです。

捻挫と診断しても一応レントゲンは撮るのですが、常にレントゲン画像には驚かれるようです。

なぜなら、テストや触診などで一見捻挫と判断してしまうものでも、実は骨折線が入っているものがあるからだそうです。

処置としては固定で経過をみるのですが、首を傾げる場面には多々遭遇するそうです。

わからないものですね。

そもそも痛みとは何でしょうか?今現在痛みがある方にとっては不快である事は確かです。

痛みとは、その場所もしくはその付近の身体の状態が悪いですよ。という身体のシグナルです。

非常ベルみたいなもので、私達に身体に悪い所があるよと教えてくれるシグナルの様なものです。

本題の痛み止めとは何でしょうか?
それは例えるなら、火災が起きた時になるベルを止める作用をしてくれるものです。

痛みが起きている原因を治すものではなく、痛みのみを止めるものなので、痛いからといって痛み止めをのみ続けると、根本の原因を悪化させる可能性があります。

火災報知機が鳴っているのにベルだけ止めるとどうなるでしょうか?
火は勢いを増し、燃やしてしまいますよね。

なので、痛み止めは特定された原因をなるべく痛み止めなしで抑えて、どうしようもない時のみ(仕事など)のむのが良いでしょう。

重要な身体のシグナルを逃さない様に。
何故かいろんな意見がでるもので、日本では確立されていない業界です。

ある人はバキバキされないとやられた気がしないのでたくさん鳴らしてほしいと言います。
またある人はソフトに身体を整えて欲しいと言う方もいます。

そして治療法もいろいろあります。
はたして何が正解なのでしょうか?

理論上の正解はズレがでている椎骨を正しい方向へ導く事が出来れば良いとされています。

ですが一つ疑問がでます。
じゃあ上から下までズレているところを戻せば良いの?というものですが、これはYESではありません。

なぜならその中に二次的三次的なズレが起こっている部分があるからです。
二次的なズレは一次のズレを補う為に起こるものだからです。それがいわゆる身体の歪みというものです。
それを誤って治療するとどうなるでしょうか?
三次的なズレが生じるわけです。

現在カイロプラクティックを行う先生は増えています。
その中で理論をしっかりもった方の治療を受ける事が身体を治す近道になるのではないかと思います。