1 ホンダCB125K1について
CB125K1は、CB92からフルモデルチェンジしたCB125の初期型(正式な車名はベンリィCB125 通称CB93)が1967年にモデルチェンジしたものです。翌年の1968年にはCB125K2にマイナーチェンジが行われているため、1年間しか販売されなかったレアなモデルとなります。
2気筒エンジン、2キャブ、サイドカムチェーン、2本マフラー、2エアクリーナー、4速リターンミッションで、始動はキックとセルの併用です。円筒状の工具入れが特徴的です。
2 整備箇所
今回の出品にあたり行った整備は次のようになります。
①キャブのオーバーホール
スタビレー ジェットリーマーセットを使用しました。
② タンクの錆び取り防錆処理(ワコーズのピカタン使用)
タンクキャップのパッキン交換
③マフラー補修
マフラーの下部に穴が見られましたので、Conquest110を使用してマフラー補修を行いました。
④フロントフォークカバーの補修
フロンフォークカバーにへこみがありましたので同じくConquest110を使用して補修しました。
3 この個体(モデル)の魅力
新車のような輝きはありませんが、年式相応のきれいなやれ方をした個体であることが最大の魅力です。
①CB72系のスタイルを継承した最後のモデル
②前傾された美しいエンジン
③特徴的なカムカバー
④メッキを使用したレトロなタンク
⑤ 純正工具
⑥ メカニカルなフロントブレーキ
4 気になるところ
ウインカーが社外のものに交換されている以外は、特に気なるところはありません。
5 動画はこちらです
1967年の雰囲気と125CCとは思えない迫力の排気音をお楽しみください。