空き時間にたまたま選んで観た映画、ブルーサーマル

 

大学生の女の子「つるたま」が、航空部に入部しグライダーをやるという話。

 

 

正直な感想としては、「登場人物が多すぎて、エピソードを入れすぎ、話が散らかっている」ように感じたということ。

 

コミック5巻全巻分を約2時間の映画にまとめたということなので、まあそりゃそうなるだろうと思った。

 

そこで、原作コミック5巻全巻を購入して、先ほど読了。

 

 

で、感想。

 

 

やはり……漫画でも登場人物が多すぎる。

 

最低限必要なのは、主将の倉持、先輩の空知。そのほかは話の構成如何では、登場しなくても行けそう。

 

でもあえて登場させた、OBの朝比奈、つるたまの姉の矢野、ライバル大学の羽鳥。登場させるならもっと掘り下げてもよかった。ただそれだと完璧に「群像劇」になってしまい、話をまとめるのが非常に難しくなる。

 

その中で一番納得がいかなかったのは、つるたまのことが好きだったはずの空知が突然つるたまのことを諦め、なぜか最後に、それまでほぼ「教官と生徒」の関係でしかなかった倉持が、つるたまを「かっさらっていく」感じで終わったこと。

 

そういうラストにしたいのであれば、初めからつるたまと倉持の関係をもっと深く描くほうがいい。

 

つるたまと空知の関係の序盤における描き方から、個人的には「空つる」派だし、おそらく映画や原作を見た人はそうなる人が多いだろう。

 

空知も決して力がないわけではない。ただつるたまが天才過ぎて、陰に隠れてしまう感じだ。

 

だから私としては、「つるたまと空知が互いに切磋琢磨しながら関係をより深めていき、倉持はあえてサブキャラに徹し、2人の成長を見守る」という話にするのが、好みだ。

 

ということは、倉持は学生ではなくより大人な社会人として、主将ではなく監督の役であってほしかった。

 

そして、「矢野がつるたまの異母姉であり確執があること」「病気の母親を抱える倉持をOBの朝比奈がスポンサーとして支えること」のエピソードは漫画内でも不要かなと思った。

 

さらに映画内の「倉持が異国の地で墜落事故を起こして死亡したらしいが、なぜか生きていた」というエピソードは、観覧中に謎だと思っていたら漫画にも登場せず、完全にオリジナルエピソードであった。このエピソードはいらない。

 

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ということでまあ一言でいえば「エピソードをもう少し整理してほしかった」ということ。

 

つるたまは本当に魅力的な主人公だったし、グライダーが空を飛ぶシーンも映画ならではの迫力があって非常に良かったので、残念だった。