頭痛外来ブログ版 ~片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛におびえるあなたへ~ -6ページ目

片頭痛の対処法



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●片頭痛の対処法

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こんにちは。頭痛コンサルタントの山崎です。

高校野球。シーズン真っ盛りですね。

甲子園へ向けて、各県で予選が繰り広げられております。

実は私、何を隠そう中・高と6年間、野球少年でした。

毎日毎日365日、白球を追いかけて泥まみれになって
練習に明け暮れていた頃を思い出します。


これを読んでいる皆さんの中にも、
少なからず高校野球に思い出のある方がいらっしゃると思います。

野球部のマネージャーをしてたとか、好きな人が野球部にいたとか、
同じクラスの野球部員はいつも授業中寝てたとか。。。

もちろん、今まさに現役だったり、
これから高校生になるという方もいらっしゃると思いますが。


はい、ここで突然ですが。

“夏の高校野球”とかけまして、“頭痛持ち”とときます。そのこころは・・・


そうです。強敵「炎天下」です。


夏の高校野球で炎天下に苦しめられるていのは、
別に球児だけではないですよね。

スタンドで応援している全ての人に容赦なく降り注いでくる直射日光は、
頭痛持ちをどれだけ苦しめていることか。

応援団、チアガール、吹奏楽部だけではありません。

高校球児を子に持つ、お父さん、お母さん。

学校によっては“全試合全校生徒で応援”というところもあるでしょう。


ご存知の通り、夏の日差しによって頭痛を誘発されるという頭痛持ちの方は
たくさんいらっしゃいます。

実は私もそのひとりでした。

毎日というわけではなかったですが、試合になるとかなりの確率で勃発。

私の打率よりも高かった(苦笑)。

当時は試合中にバファリンを何錠も飲んで挑んでいましたが、
私たちを一生懸命応援してくれていた、あのスタンドにいた人たちの中にも、
私と同じように頭痛薬を片手に頑張ってくれていた人がいたかと思うと、
心の底から謝りたい気分です。

「甲子園へ行けなくてすみませんでした」と(笑)。


このブログは、「高校野球を頭痛を気にせずに応援したい」という
あなたのために存在します。

一緒にがんばっていきましょう。



・~・~・~・



さて、今回のテーマは「片頭痛の対処法」です。

このブログでは今まで、「激痛をおさえ苦悩の日々を消し去る術」ということで
お医者さんに正しい診察をしてもらって、あなたに合った頭痛薬を処方して頂く
ということをお話してきましたが、もちろん「まずは」です。

決して頭痛薬による一時的な回避“だけ”を推薦しているわけではありません。

今まで何回も言ってきましたが「まずはそこから」ということです。

もちろん、薬は飲まないにこしたことはありませんので、
薬に頼らずに改善できる方法を学んでおく必要もあります。

今日はその辺を少しお話しましょう。


「片頭痛」というのは、頭の血管の炎症や拡張によって痛みが発生します。

ですので、その炎症を抑えるために頭を冷やすことはとても効果的です。

冷却という行為は一般的に、炎症を抑えるだけでなく血管を縮めて痛みを
やわらげる効果もあるとされていますので、
冷たいタオルや冷却シート等でおでこやこめかみ、後頭部、または痛い場所
を直接冷やし、暗くて静かな場所で安静にするよう努めて下さい。

光や音を遮断し、適度な睡眠をとることによって眼精疲労回復にもつながり
ますので、これもまた頭痛を改善へと導いてくれる行為となります。

仕事中はなかなか難しいですが、休憩も重要だということです。


また、血管拡張を抑えるために豆類や海藻類等に多く含まれるマグネシウムや
ビタミンB2を、日頃から摂取するように心がけてみましょう。

これは、痛くなった時に急いでたくさん食べるのではなく(笑)、
普段の食生活を意識して頭痛になりにくくなるように努めるということです。

ちょっと意識するだけでも違いますよ。

自宅での食事に一品加えたり、外食する時はそういったものを選んで注文したり。


食べ物の話が出たので、飲み物の知識もひとつ。

コーヒーや緑茶等に含まれるカフェインは、血管を収縮させる作用がありますので
片頭痛の症状を抑えるのには効果的とされています。

頭痛の予感がした時に1~2杯飲むだけで激痛を回避することが出来るという方も
いらっしゃるくらいです。

しかし、飲み過ぎには要注意。

片頭痛になったからといって、4杯も5杯もコーヒーを続けて飲むと、
逆に頭痛を悪化させるという事例もあります。

何事にも適量とバランスがありますので。



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前にお話したこともありますが「片頭痛」はお風呂で悪化することがあります。

“緊張型頭痛”は血管の収縮によって痛みを発症しますので、
お風呂やマッサージは血流の改善につながり、痛みをやわらげますが、
“片頭痛”は血管の拡張が痛みの原因です。

逆効果になりますので気を付けて下さい。

血管拡張作用のあるアルコールも片頭痛を誘発しますので、
「今日はヤバイかなぁ」と思った時には、シャワーですませるようにして
お酒を我慢して、早めに就寝して下さい。

そんな時に“赤ワイン”なんて飲んだら自殺行為です。

アルコールの中でも“赤ワイン”は一番頭痛の誘発になるとされていますから。


ただ、“寝過ぎ”も要注意です。

寝不足も寝過ぎも片頭痛の要因となりますので、
一般的に良とされる6~8時間を目安に、規則正しい睡眠を心がけて下さい。

“仕事等の緊張やストレスから解放されたときに頭痛になる”

という方も結構多くいらっしゃいますが、週末になると頭痛になる「週末頭痛」は、
まさにそれです。

 1. 月~金まで一生懸命仕事をして、金曜日の夜に緊張から解放される
 2. いつもより遅い夕食、過度なアルコール摂取、夜遊び満喫
 3. 夜遅くまでのテレビ観賞やパソコン三昧
 4. そして朝寝坊、過度の寝過ぎ
 5. 朝昼兼用の食事

「週末頭痛」とは、週末になると決まって頭痛になるという症状ですが、
これらの要因が重なって頭痛を誘発してしまうタイプのことです。

せっかくの休みなのに用事を済ませることが出来ず、寝ているだけで
月曜日をむかえてしまうのです(悲)。


平日だろうが休日だろうが規則正しい生活習慣を心がけ、食事に気を遣い、
適度な運動、適度な休息、適度な睡眠、適度な労働。

これらを全て改善出来たら、頭痛だけでなく、どんな生活習慣病も
治ってしまうでしょう。

まあ、わかっていてもなかなか出来ないのが、我々人間なんですけどね(苦笑)。

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