緊張型頭痛の対処法 | 頭痛外来ブログ版 ~片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛におびえるあなたへ~

緊張型頭痛の対処法


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●緊張型頭痛の対処法

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こんにちは。頭痛コンサルタントの山崎です。

私が生まれ育った地域は夏祭りが盛んなところで、
毎年この時期になると、毎週のようにあちらこちらで御神輿が出ます。

実は私も7歳の頃から“お囃子”に携わっているんです。

御神輿を先導する笛や太鼓のピーヒャラドンドンです。


でも・・・

“夜祭り”の時は良いのですが、日中のお祭りは最悪でした。

そう、我々頭痛持ちの天敵「炎天下&直射日光」の容赦ない攻撃です。

前回の“高校野球”の時でも話しましたが、
こういう状況の時の私は、頭痛薬を片手に頑張らないといけませんでした。

薬を飲んでは笛を吹き、また薬を飲んでは太鼓を叩き、
またまた薬を飲んでは御神輿を担ぎ・・・

「お祭りって、確か楽しいイベントのはずだけど(悲)」

そう想いながら、苦痛に歪んだ顔で参加していた自分を思い出します。


このブログは、「頭痛を気にせずにお祭りを見に行きたい」という
あなたのために存在します。

一緒にがんばっていきましょう。



・~・~・~・



さて、今回のテーマは「緊張型頭痛の対処法」です。

緊張型頭痛は、血管の収縮によって痛みを発症しますので、
基本的には片頭痛の対処法と“逆”です。

前回お話しした「片頭痛の対処法」をもう一度読んで、
良く理解しておきましょう。


片頭痛の時は、頭の血管の拡張や炎症を抑えるために頭を“冷やす”のが
効果的だと話しましたが、緊張型頭痛の場合は“温め”ます。

頭痛や肩こりの原因となっている筋肉を温めたりマッサージしたりして、
血液の循環を良くするのがもっとも効果的でしょう。

縮んだ血管をほぐしてあげて、血流を改善し、痛みの原因となっている
老廃物を流してあげることによって痛みが和らいできます。


また、片頭痛時は悪化の要因となるお風呂も、
緊張型頭痛にとっては良い改善法となるでしょう。

“首や肩のコリ”が原因の場合が多い緊張型頭痛ですから、
シャワーで首や肩を温めてみたり、後頸部(うなじのあたり)を刺激したりして
血行促進に努めてみましょう。


もちろん、
仕事中にお風呂に入れる方は良いでしょうが(笑)、
ほとんどの職業がそういうわけにはいかないですよね。。。

そういう場合は、タオルをレンジで温めて首に当てたり、
携帯カイロ(ホッカ○ロ)などを有効に活用してみて下さい。

緊張型頭痛持ちや冷え性の方にとっては、夏のカイロは必需品です。

“クーラージャングル”と呼ばれるこの巷から自分の身を守るために、
冬の間に「大人買い」しておきましょう(笑)。

夏にカイロを見つけるのは至難の業ですから。



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緊張型頭痛や肩こりに悩む方は、主に姿勢が原因と言われております。

とくに、
デスクワークによる長時間の“うつむき姿勢”は、
約4kgある重い頭を支えるために、首に重度の負担がかかります。

首の筋肉が収縮して、その緊張が頭部に伝わり、
頭痛となって症状に現れるのです。

人によっては、
デスクや椅子の高さを調整したり、パソコンのキーボードを斜めにしたり、
自分なりの工夫をして姿勢を正すようにしたら、
頭痛になる頻度が減った、という方もいらっしゃいます。

それほど姿勢の悪さは、頭痛の要因になる可能性が高いのです。


もちろん、学生の方も姿勢には注意です。

勉強する時って字を書きますから、どうしても姿勢が悪くなりがちです。

自分の机を高くしてみたり、椅子を机に近づけたりして、
自分なりに良い姿勢を保つよう考えてみて下さい。



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また、適度な休憩も緊張型頭痛対策には効果的です。

首に張りを感じたり、後頭部や後頸部(うなじのあたり)に鈍い痛みを感じたら、
ちょっと一息入れましょう。

 ・上を向いたり頭を回したりして、首の体操をする。
 ・首・肩のマッサージをする。
 ・後頸部(うなじのあたり)を指圧する。

など、リラックスを意識して休息をとるようにしてみましょう。

緊張のし過ぎも、頭痛の引き金のひとつです。

そうです。

“ストレスを避ける”のです。



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実は、緊張型頭痛というのは首や肩のコリだけが
頭痛を引き起こしているわけではありません。

そこに「ストレス」という要素が加わって神経を刺激し、
筋収縮が生じて血管収縮を引き起こすという仕組みなのです。

それは
“仕事上のストレス”だったり、
“生活習慣や私生活のストレス”だったり、
“肩や首のコリ自体のストレス”だったり。

人それぞれストレスの要因は違いますが、頭痛の予感がしたり、
頭重感を感じたら、休憩をとって「リラックス」を自分に言い聞かせるように
してみましょう。

ポジティブ思考を持って生活をすると、
頭痛だけではなく、いろいろなことがより良い方向に回り始めるものですよ。

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