漫画のある人生 | サプリのゆかいな日々

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私サプリの生活、考えてることなど、綴ってゆきます。

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父の仕事柄、小さい頃からたくさん本を読んで居ましたが、
特に、マンガ。

りぼんと、なかよしとちゃおを全部読んでる小学生なんて贅沢だよな。
毎月2日にフライングゲット。
発売日が3日ですからね。

たまに父が飲み屋に忘れてきたりなんかして、その時はオカンにどれか一つだけ買ってもらうんだ。
仕事辞めるまでは、本当に無口だった父に、欲しい漫画をせがむのは、なかなか緊張したものです。


ちまちま頼むのが面倒というか、単に話しかけるのが怖かったのもあり、いっぺんに紙に欲しいの全部書いて、あんまり大量すぎて母に怒られたっけか(笑)
でも、なんも言わないの、父。
なに考えてんのかさっぱりわかんなかった。
だから怖かったなぁ。

父が働いてた時の印象って、ほとんど印象ないんですよ。
帰ってきてからご飯食べて、その間ずっとおかんに仕事の話をしてんの。延々と。
それか、酔っ払って暴れてるか。
本当にその記憶しかない。

たまにアニメとか見てると、原作は何々社から出てるだとか、出版社情報が出てくるくらいで。

だから、今でもマンガでも、他の本でも、なるべく新品買うんだよね、
ブックオフとかも行くけどね。

初めて買って貰ったマンガは、らんま1/2だっけか?
作者は結構美人だと、父が言っていた。高橋留美子さん。

昔から、わたしは本屋さんに行くとものすごく気持ちが落ち着くっていうのも、
父の仕事とかが関係してたんでしょうか?
ある意味、本屋は私にとって一番のパワースポットかもしれません。


しかし、うちの父は全く本も漫画も読まない人だったなぁ(笑)


で、基本的に、少女マンガが好きでした。
綺麗なおねぇちゃんと、かっこいいお兄ちゃんの話が(笑)
すごく覚えてんのが、りぼんで連載してた『ハンサムな彼女』
大好きだったなぁ。
主人公高校生で、女優で、彼氏になる人は、高校生映画監督(笑)うそん。

確か、全9巻とかで、5巻ぐらいまで主人公ずっと片思いしてんだよ。
その頃まだ、同じ時期連載してた『天使なんかじゃない』の良さが全くわかんなかった(笑)

とにかく少女マンガの恋愛の話が大好きでね。

男の子の話はあんまり読まなかったかなぁ。
男の子の話は何でも戦ってるもんねぇ。料理だろうが、なんだろうが。

戦ってても、恋愛絡んでるのが好きなので、あだち充さんなんかは、本当によく読んだよね。
タッチは、何回も買い直したなぁ。
売るんだけど、また読みたくなる。

あのね、本当にかっこいい男の子ってどんなかって、あだち作品を読めばいい(笑)
大人過ぎんだよなぁ、登場人物。

で、兄の本棚もこっそり網羅したので、課長島耕作とか、美味しんぼとかも読んでる。
あと、空手バカ一代とか(笑)
小学生には早かろう(笑)

でも、島耕作の魅力は、理解していたように思える(笑)

で、そんなわけで、小学校上がる前から少女マンガにどっぷり浸かっていたので

物心ついて、実際恋愛するぐらいの年になった時、

『世の中の全てのカップルは両思いで付き合っているわけじゃない』
という事実に、ショックを受けるわけですよ。
可愛いと思うかもしれないけど、
人間って、汚い生き物だとしんそこ思ったんだよねぇ。

なので、
『絶対に妥協や遊びで付き合ったりしない!』
って決めてた。
中学生の時ぐらいは、
なんとなく付き合ってる、みたいな話を聴くと、
心底くだらねぇ!
って、思ってたよね。


『本当に好き』って、どういう事か分かってもいなかっただろうけど。


だから、とりあえず彼氏作っとけ!
的な、高校生とかになると、そんな雰囲気だったけど、
その後も継続して、好きじゃない人とは付き合わない、を通してきたかな。


マンガを読みすぎたのが、何だか仇になってるような気もするんだが。

なんというか、頭のなかで恋愛ってのは綺麗なもの同士がするもんだ、とか思ってて、
絵が綺麗じゃないといけない気がして、なんとなく自分が好きとか嫌いとか、
ましてや相手に甘えるなんて!キモイ!っていうのは、いつも結構つきまとう問題ですよね。


昔、知り合いが、彼氏との電話の最後で
『わたしも好きだよ♡』みたいなコメントで締めくくってたのに、
若干引いた記憶が。

人いるとこで、よく平気だねって。
だし、なんというか、あえてそれを人前でする事自体、なんか酔ってる感あってダメだった。

恋愛なんかは、ある意味、どんだけ世界に入れるかって事も重要かも?

いつも客観的に自分を見てると、
恥ずかしくていたたまれないことばっかだよ、恋愛って(笑)
みっともなくて、恥ずかしくて、愚かな自分も弱い自分もたくさん見えてしまって、
人を好きになるって、怖いなぁって思った。


実際の男子は、それまで読んできたマンガのかっこいい男子とは、全然違う(笑)
当たり前だが。


そんなわけで、マンガ読みすぎによる、恋愛潔癖性を経て、

30歳目前の今、昔と対して変わってない気がしますね。
異性は、0か、100しかないんだよなぁ。知り合い、または友だちか、恋愛対象か。

私の場合、付き合ってみたら好きになる、っていうのはないんじゃないかなぁ。
今までもないし、
なんというか、軽いノリでっていうのがないのだ。





今は、甘い感じの少女マンガは、読まなくなりましたね。

漫画も、ピンからキリまで。


最近思うのは、なんて事ない日常、どっかにありそうなリアルな話を綴る方が全然難しいと思うようになりましたね。

たくさんあるけど、
鴨居まさねさんの『隣のキスケさん』が、今のところ一番好きな漫画です。

主人公の彼氏が、紫外線アレルギーで、漫画家なの。
彼(キスケさん)が住んでるアパートの大家のおばあさんに、漫画が売れたからって、おそらくルクルーゼの鍋を買ってあげるんだけど、
彼女が、それを知って、
『そんな鍋、おばあちゃんには重すぎるの、だったら、蛇口をひねるやつから、レバーのやつに変えてあげた方がよっぽどいい!』って怒る。
ショックを受けながらも、キスケさんはいう通りにすると、いうシーン。

ああ、こういう人と、付き合いたい、と思う。
なんというか、余計なプライドがない男の人が一番好きですね。
うちの兄とかもそうなんだけど。

あと、葬儀に出て、お清めの塩貰うんだけど、
『清める必要なんてなにもない』って、塩を捨てるシーンだとか。

なんというか、日常、いろんな事ありつつも、支え合ってる二人の姿が、微笑ましくも、羨ましくもあるというか。

まぁ、気になる人は読んでみてください。

やっぱり漫画がないと、人生の楽しみが一つ減る気持ち。

あと、ヤマシタトモコさんの、バターも、青春って感じで好きですね。
高校生が社交ダンスやる話。
新刊、とても良かったなぁ。

溺れるナイフと、3月のライオンが、終わるまでは絶対に死ねないわぁ、と思うよ。


漫画のない生活は、やっぱり無理ですな~。














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