初期発酵について

酵素風呂を開業する際は約２週間初期発酵を行ってからでないと、お客さまを入れることはできない。初期発酵の最初の１週間は慣れた人間がきちんと発酵させなければならない。

よく自分でできるのでは？と思う人もいるようなのだが、水分の調整や細かい調整は経験がないとできない。季節でも環境でも違う。
こうやればできる、なんているマニュアルは存在しないのだ。
オープン日が決まっていたら、その日までに温度を出さなければならない。そこがプロの仕事なのである。

酵素風呂にはスイッチはない。だからこそ、手入れが必要なのである。勝手に温度が出るなんてことはない。

初期発酵から２週間～１ヶ月は（季節や環境で違う）高温状態が続く。この状態が続くため、皆ずっと温度が出続けると思ってしまうようであるが、これは酵素が熟成すると温度は安定するが、材料と水分と三度によって温度が決まってくる。

材料も水分も酸素もなれけば温度は出なくなる。
これを説明するのが本当に難しい。

私は、初期発酵の最初１ヶ月の間３日以上空けることは、つまり３日以上の旅行などはやめて頂いている。最初の１ヶ月が非常に重要だからだ。
安定すればもちろん旅行に行くことも可能である。半年くらい休んでも大丈夫である。
しかし、日頃の作業は夜の作業が非常に重要となってくるため、毎晩１浴槽慣れても１５～３０分はかかると思う。私は手の抜き方も分かっているので１５分でもできるが、最初は手を抜くと酵素の状態が悪くなるためおすすめしない。

２浴槽あったら最初は６０分はかかると思った方がいい。

しかし、よく考えれば料理人だって仕込みの時間がいる。
それと同じだと考えてみたら、どうなのかと思う。

自動かくはん機なるものもあるが、値段も高いうえ、取り付けるタイプのものが見た目にあまりよくない。私は、それなら、スクリューまたは電気式の耕耘機をおすすめする。