今も日々努力ではあるが本当にいろいろなことが分かった。

いろいろな実験をお客さんが少ない日にやってみた。

まず、昨年、温度が上がらず本当に困った。
上がっても一人入るとがくーーーーんと温度が下がってしまい
それを復活する時間を稼ぐためにマッサージなどのオプションをやることにした。

しかし、1月や2月になってくると、材料屋さんは80度まで行くと言っているが実際はそんなことはない。
プール式なら可能かもしれないが、桶式は温度高率が悪いのだ。
しかし、80度では私の店の客層は若い女性がほとんどなのでのぼせてしまう。
実際にデトックスに最適は温度は60度~65度くらいなのではないかと思う。
じっくり汗をかいた時はなかなか体温もさがっていかない。
80度というと確かに入った満足感は高いのですが、
体温調整の汗が出ているだけでデトックスとは言えないとも思う。

それはそれぞれのお店の考え方なのであくまでこれは私の考えだ。

特に表面温度が下がってしまうので、表面を人工的に温めることもやってみた。
お世話になっている方に「面状ヒーター」というものがあると聞いたので
それを買うのは高価だったため、ホットカーペットで試してみた。
9月くらいの気温であれば、このホットカーペットでも発酵は促進したが
寒くなってくると、効果と言える部分があまりないような感じになってきた。

電気を仕込んでいるお店もあるそうだが、その場合はそこに仕込まないと温度は上がらないと思う。
なので、開業する前から計画しないといけないし、しかしこの500キロくらいあるものが
電気で温まるのか?疑問である。電気を仕込んでいる店などないのではないか?
電気を仕込むくらいなら、室温を28度くらいに上げる方がはるかに簡単である。
室温をそのくらいに24時間安定できるようであれば温度は上がる。私のようにテナントではこれは難しい。


材料屋さんはとにかく材料をたくさん入れることを推奨していたが、
発酵しきっていない部分もあり、やたら入れれば上がるものでもなかった。

お客さんに喜んでもらいたい、その一心で毎日まいにちいろいろ考え試してみた。
天然のものを混ぜたりもした。きちんと調べた上で入れたのでどれも効果はあった。
中に入っているものの配合も変えてみた。これも効果があった。
しかし、間違えると悪臭の原因になる。
失敗は成功のもと・・・・とつぶやきながら孤独な戦いは続いた。








わかったこと________________それは。








酵素風呂というのは、本来は身の回りのものを使って材料費はそこそこで
あとは労力を使って運営して行く、そういうものだったんじゃないかと思う。
そして手入れの難しさから言えば、自宅から離れたテナントでできるものではない。
本来は自宅でやるものなのではないのだろうか。

だから「権利金」というカタチでノウハウを教えノウハウを売る、ようなカタチをとり
種酵素を譲り培養して行く・・・それが本来のものではないかと思う。
権利金と言って300万以上取るところもあるらしいが。。。

培養液というものや酵素菌ということばをよく言うが、
今、自分の店でも培養液入りのおがくずを買っているが
培養液は「早く発酵させるもの」であって、
うなぎ屋のタレと同じで継ぎ足し継ぎ足しやっていけば培養液も菌も入れる必要がないんじゃないかと思う。
しかし、その場合は、かなりのノウハウが必要になってくることと、
大幅に入れ替えした場合は2日、普段の入れ替えでも12時間以上はおかないと発酵熱が安定しない。

それに対して培養液や菌を使うと最短で4時間ほどで温度が上がる。
つまり、今、酵素ビジネスをやっている会社は「カンタンに温度が出せる酵素風呂のもと」を
売っているというのが、一番正しいのではないかとおもった。値段は高いけれど・・・
そしてその「カンタンに温度が出せる酵素風呂のもと」を使えば、テナントなどでも運営は可能である。



大幅な入れ替えはしないと、臭いがきつくなるため入れ替えは必要で・・・・




本当に奥が深い。





でも、私より長く酵素風呂を経営されている方より多分詳しくなっていると思う。
何の疑問も持たずに、日々材料を買って入れているのもそれはそれでいいが
私の場合、貧乏すぎてどうにかしなくてはならず、ハングリーになったのも貧乏のお陰だ。










そう、貧乏は知恵を生むのだ。











いつか、低価格で運営できる「ひのき酵素風呂」に変われるだろうか。