Chapter5「忘れられない出来事」
※執筆日時は2022年3月4日です。2月26日で愛梨ちゃんは脱退していますが、表記に「元」は付けず「BANZAI JAPAN」のままにしています。
彼女との想い出を語る上で、ある意味もっとも忘れられない出来事が有ります。それがShowroomイベント「山梨県甲府市にある老舗『岡島百貨店のコスメティックワールド』の公式のアンバサダーをかけたイベント」へのフォイちゃんの参戦でした。
これまでメンバーが自分が背負っている県に関係あるイベントにでることはちょくちょくあったので、星投げにいかないとなぁくらいに考えていました。
■当時のフォイちゃんのツイート
ところが想定外のことが起こります。その数日後、自分の神推しである水萌みずちゃんも参戦を表明したのです。みずちゃんは公認やまなし大使ですからイベントに出ることは有り得なくはなかったのですが、Showroom配信はしていなかったため、参戦することは想定していませんでした。
ところが新しくルームを作って参戦することに。2人がそれぞれ出場を発表したときは「新旧山梨県の伝道師対決」の実現に、特にBANZAIJAPAN界隈で少しざわつきましたね(^_^;
一方はBANZAI JAPANに居たころからずっと推し続けている唯一無二の子。 もう一方は自分の大好きなBANZAI JAPANへの加入時から応援してきた子。お互い山梨を全国に広めたいと日頃から頑張っている2人であり、何より新旧山梨県の伝道師たちが山梨関連イベントをかけた戦い。思いが強い2人なのでお互い意識していないわけはないですよね。
迷いました。みずちゃんを敵に回すのは有り得なかったし、かと言ってフォイちゃんだって敵に回したくない。フォイちゃんを敵に回すということはBANZAI JAPANの推し・朝日奈ゆうみちゃんや他のメンバー。そして界隈の仲間も敵に回すということ。
かなり悩んだ末に、みずちゃんを応援しようと決めました。ここで日和見して中立なんかしたら、みずちゃんへの神推しって言葉が口先だけになる。例え苦しい思いをしても、そして勝っても負けてもいちばん納得出来ると考えたからです。
でもキツかったですね。普段現場やTwiterや配信で仲良くしてくれているメンバーはフォイちゃんの配信時間告知ツイートを引用リツイートしたりライブ開場で応援告知動画をメンバー全員で撮るなど、いつにも増して強力な支援体制が組まれました。
そして自分にとってショックだったのはイベント開始日の夜、BANZAI JAPANの推し・朝日奈ゆうみちゃんの配信ルームに少し気まずい感じで顔を出したときに起こりました。
ルームに入ってあいさつのコメントを打ちます。そのコメントをゆーみんが読んでくれてすぐのこと。彼女の口から「へーやさん的にはみずさんを応援するのは仕方ないけど今回は敵やから。私はやっぱり愛梨ちゃんを応援しない訳にはいかないから」的なことを言いきられました。彼女は元々僕がみずちゃん推しで、今も推していることを知っているので彼女なりの気遣いだったと思っています(自惚れ?w)。
とはいえ、自分の推しに「敵やから」と言われるヲタクは、そうそう居ないのではないでしょうか?( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ ) 貴重と言うには厳しい経験でした。
結果は、大激戦を制してフォイちゃんが勝ちました。僕はイベント中、一度もフォイちゃんの配信には行きませんでした。スパイみたいになるのが嫌だったし、どういう気持ちになるのか想像がつかなかったからです。
イベント終了とともに、ほぼ勝ちが確定した彼女が号泣した様子は自分もBANZAI JAPANのヲタクですからあちらこちらから伝わってきますし、メンバーやヲタクがみんなで感動を分かちあっている間、なんで自分はその輪の中に居ないんだろう?となんとも言えない気持ちになったのを覚えています。
まぁ結果的にみずちゃんに対してのギフトは無料だけでも自己最高数投げましたし、初めて課金ギフトも投げました。誇らしかったですが胸が痛かったのも事実です。
問題はそのあとです。イベントが終わりノーサイドとなりましたが、恐らくフォイちゃんは僕が今回敵だったと知っていますし、どんな顔をしてこれから会えばいいのか。
何日か考えた結果、トークポートというテレビ通話アプリでのオンライントークでメンバーと話せるサービスをBANZAI JAPANがやった日に申し込んで彼女と話しました。
何をどう話したのか、あまり覚えていません。わずか3分間なので深い話はできなかったと思いますが、一応こちらの心の区切りはつけられました。とはいえ、さまざまな方面で失った信頼は大きかったかもしれませんね。
それにしてもDDをしていたら自分の推している界隈同士がイベントなどで対決する経験はあるかもしれませんが、ここまで濃密に間に挟まれる経験をしたヲタクは少ないのではないでしょうか。
いよいよ次回こそ最終回のChapter6「2代目山梨県の伝道師」です。