この舞台はフィギュアのアサルトリリイをモチーフとしていて、人類を脅かす巨大生物の侵略から守るリリイという職業を目指す女の子達のお話です。
そして、ルドピコ女学院でリリイを目指す訓練を受けている彼女達が、最終試験で行われる人狼ゲームに臨む模様がクライマックスにやってくるお芝居になっています。
今回、僕の推しの水萌みずちゃんは、優等生の1年生、的場・シビル・木葉ちゃんを演じます。
まだ、お芝居は終わっていませんが、内容を書いてもネタバレにはならないでしょう。というのも先に書いたとおり、お芝居の大半が人狼ゲームです。
これは脚本なく、登場人物になりきった彼女達が本当にその場て人狼ゲームを演じるため、毎回二度と同じストーリーはない、とてもスリリングな内容になっているからです。
ちなみに、みなさん人狼ゲームって知ってますか?
僕は名前は知っていましたが、今回初めて経験しました。簡単に言うとゲームに参加した人が人に化けた狼、すなわち人狼と人狼に協力する狂陣という人間側、そして予言者、霊媒師、狩人という特殊能力を持った人間、そして普通の人間側にわかれて、戦います。
戦いは、人狼同士以外は誰が人狼がわからないまま話し合いで人狼と思われる人を追放して1人、また人間は夜に人狼による襲撃を受け、もう1人消えます。
人狼は自分達の正体を見破られて追放されないようにこのターンを繰り返し、最終的に人狼がすべていなくなれば人間の勝ち、残った人間の数以上に人狼が残っていたら人狼の勝ちです。
このゲームを舞台の上で役柄を演じながら戦い、ゲームの勝敗関係なく、最も活躍した人間をテンプルレギオンという優秀者として選ばれるまでがお芝居の内容です。
内容ですが、ゲームを舞台の上て実際に行っていくので、さながらYouTubeのゲーム実況動画を生で観ている感じです。ちなみに人狼ゲームには、観客も客席から参加出来ます。
観客はもちろん、出演者も結末がわからないので、演者も観客も芝居の間ずっと頭をフル回転させている状況です。
いざ人狼が始まると演者の心情と話している内容の両方に興味が行き、スリル満点です。
そして、追放されまいと激論が交わされ、そして追放者が決まる時のせつなさ(しかし、それすらも演技の場合もあるのです)と言ったら。
観ていて思ったのは、人って口論になると理性的になるのは非常に難しく、役柄としてではなく、素になるのではないかと思うので、あくまでも役柄になり切ってゲームを戦う(演じる)事の難しさを実感するのでした。
みずちゃん演じる的場・シビル・木葉ちゃんは、優等生で控えめで知的な役柄でした。そして結論を言うと彼女は、普通の人間で、夜に人狼に襲撃されたため、役柄的にドラマチックに演じる事が非常に難しいと思いました。
おそらく人狼か、せめて能力のある人間の設定がある方が演じ易いのかなと思いました。
まだ開幕してから2公演目だったので、そのあたりとても大変だったと思います。
でも推し補正があるかも知れませんが、その難役をほぼアドリブという中で、見事に演じ切っていました。
その後のツイートで昼間に追放された時の迫真の演技があったと聞き、また別の日にはテンプルレギオンに選ばれたと聞き、彼女がこの舞台の役柄を掴んで行った様子が伺えました。
残念ながら、1公演しか観られなかっので、そこは推し量ることしか出来ないのですが。
この舞台、何度か再演されているようですので、是非とも次もみずちゃんを呼んでもらつて、熟成したみずちゃんのこの舞台での演技を観てみたいと思いました。
それにしても、メガネ優等生女子のみずちゃんは、相変わらずの大天使っぷりでした👼