渋谷区宇田川町。渋谷駅から10分ほど歩いたところに日本のヒップホップを語る上で、とても重要な場所があります。
シスコ坂
センター街を越え、東急ハンズを通り過ぎ、少し進んだ先を入った小道に、そう呼ばれている坂があります。
CISCOというレコード屋が坂の途中にあったことからそう呼ばれるようになったこの坂。いまはもうCISCOは閉店してしまってありませんが、閉店からしばらく経った今でも多くの人々からその愛称で呼ばれています。
もともと宇田川町自体がヒップホップと縁の深い町でございまして、CISCO、MANHATTAN、DMRなど音楽好きが集まるレコード屋の他に、SAVAGE、STILL DIGGIN'、Dual、Grow aroundなどなど、B-BOY御用達のヒップホップファッションのお店が有り、それこそヒップホップブームの時は「宇田川町で石を投げればB-BOYに当たる」と言われるほどイカツイ兄ちゃんたちがこの町を練り歩いていました。
今でも宇田川町やシスコ坂周辺に残って営業しているお店もありますが、都市再開発の影響も受け、当時と比較するとヒップホップ関係のお店が減少傾向にあることは残念ながら否定できません。
この青い看板が目印のマンハッタンは今も健在。学生のころは学校が終わると制服のまま毎日のように通っていました。
そんな中、宇田川町で23年間営業してきた老舗レコード屋のDMRも今年の5/31をもって閉店してしまうことになりました。
アナログレコードやCDの他に、洋服や音楽に纏わる雑貨も取り扱っていたお店で、ロッキーさんのターンテーブル型爪とぎをここで買ったのも良き思い出です。
近年の、シスコ坂にまつわるエピソードのひとつに、NORIKIYOの「R.I.P」という曲中で、シスコもねえしヘッズもいねえ、って町を眺めてる宇田川の絵と歌われているものがあるのですが、
その絵と言うのは、シスコ坂にあるビルに描かれてるこのグラフティアートのこと。「ヘッズ」というのは ヒップホップにより熱心なB-BOYのことで、そんなヘッズの姿が昔より減ってしまったシスコ坂を見つめるNORIKIYOの絵は少し物悲しく見えます。
しかし、ここにCISCOが有ろうと無かろうと、もし宇田川町からレコード屋がほとんど無くなってしまうようなことがあったとしても、僕にとって、そしてヘッズにとって、ここはいつまでもシスコ坂であり続け、若きB-BOY達に語り継がれることでしょう。
…と思ってたのですが、シスコ坂に関して詳しく書いてるインターネットサイトを見つけることが出来なかったので、まとまりの悪い文章ではありますが、ハチ公前では無くあえてシスコ坂で待ち合わせをしていたあの頃を思い出しながら今回ここに書かせて頂くことにしました。
そんなシスコ坂のことを歌った曲を皆さんに聞いていただいて、このお話を締めくくりたいと思います。
ノスタルジーかつ愛にあふれる見事な曲はもちろん、PVがとても素敵な作品でごさいます。レコードブーム全盛期のころの貴重な映像が使われておりますので、当時のことをご存知の方も、そうでない方もじっくりご鑑賞下さいませ。
CISCO坂 / DARTHREIDER feat.カルデラビスタ,ZEN-LA-ROCK
いつかまた、宇田川町のシスコ坂で会いましょう。
シスコ坂
センター街を越え、東急ハンズを通り過ぎ、少し進んだ先を入った小道に、そう呼ばれている坂があります。
CISCOというレコード屋が坂の途中にあったことからそう呼ばれるようになったこの坂。いまはもうCISCOは閉店してしまってありませんが、閉店からしばらく経った今でも多くの人々からその愛称で呼ばれています。
もともと宇田川町自体がヒップホップと縁の深い町でございまして、CISCO、MANHATTAN、DMRなど音楽好きが集まるレコード屋の他に、SAVAGE、STILL DIGGIN'、Dual、Grow aroundなどなど、B-BOY御用達のヒップホップファッションのお店が有り、それこそヒップホップブームの時は「宇田川町で石を投げればB-BOYに当たる」と言われるほどイカツイ兄ちゃんたちがこの町を練り歩いていました。
今でも宇田川町やシスコ坂周辺に残って営業しているお店もありますが、都市再開発の影響も受け、当時と比較するとヒップホップ関係のお店が減少傾向にあることは残念ながら否定できません。
この青い看板が目印のマンハッタンは今も健在。学生のころは学校が終わると制服のまま毎日のように通っていました。
そんな中、宇田川町で23年間営業してきた老舗レコード屋のDMRも今年の5/31をもって閉店してしまうことになりました。
アナログレコードやCDの他に、洋服や音楽に纏わる雑貨も取り扱っていたお店で、ロッキーさんのターンテーブル型爪とぎをここで買ったのも良き思い出です。
近年の、シスコ坂にまつわるエピソードのひとつに、NORIKIYOの「R.I.P」という曲中で、シスコもねえしヘッズもいねえ、って町を眺めてる宇田川の絵と歌われているものがあるのですが、
その絵と言うのは、シスコ坂にあるビルに描かれてるこのグラフティアートのこと。「ヘッズ」というのは ヒップホップにより熱心なB-BOYのことで、そんなヘッズの姿が昔より減ってしまったシスコ坂を見つめるNORIKIYOの絵は少し物悲しく見えます。
しかし、ここにCISCOが有ろうと無かろうと、もし宇田川町からレコード屋がほとんど無くなってしまうようなことがあったとしても、僕にとって、そしてヘッズにとって、ここはいつまでもシスコ坂であり続け、若きB-BOY達に語り継がれることでしょう。
…と思ってたのですが、シスコ坂に関して詳しく書いてるインターネットサイトを見つけることが出来なかったので、まとまりの悪い文章ではありますが、ハチ公前では無くあえてシスコ坂で待ち合わせをしていたあの頃を思い出しながら今回ここに書かせて頂くことにしました。
そんなシスコ坂のことを歌った曲を皆さんに聞いていただいて、このお話を締めくくりたいと思います。
ノスタルジーかつ愛にあふれる見事な曲はもちろん、PVがとても素敵な作品でごさいます。レコードブーム全盛期のころの貴重な映像が使われておりますので、当時のことをご存知の方も、そうでない方もじっくりご鑑賞下さいませ。
CISCO坂 / DARTHREIDER feat.カルデラビスタ,ZEN-LA-ROCK
いつかまた、宇田川町のシスコ坂で会いましょう。