『サイタマノラッパー3 ~ロードサイドの逃亡者~』

を観てきました。

$佐野泰臣オフィシャルブログ 「へたれめ」


『サイタマノラッパー3 ~ロードサイドの逃亡者~』は埼玉県北部の田舎町を舞台に、不器用にラッパーを目指す青年たちを描いたどこか哀しくやがて可笑しい青春映画のシリーズ三作目。前作までは俳優がラッパー役を演じていたのに対し、今作では本物のラッパーを多く迎えている。(wikipediaより抜粋)


このブログでもちょくちょくそれについて書かせていただいてるので皆さんにもだいぶ伝わっていると思いますが、ヒップホップが大好きな僕は ヒップホップを取り上げた作品を今まで洋邦問わずに欠かさず見てきました。そしてヒップホップの内面をうまくドラマに絡めて描いている海外の作品に対し、ヒップホップのファッション的な表層だけを利用した数多くの日本の作品に辟易していました。


しかし2009年、シリーズ1作目である『SRサイタマノラッパー』を観たときのことです。
そんな僕の「・・・どうせまたヒップホップの上っ面だけを利用しただけの映画でしょ?」なんて腐りきった感情を見事に裏切ってくれたのがこの映画でした。1作目に関しては自主映画としての一面が垣間見える作品ではありましたが、ただのヒップホップ好きだけが満足するようなマニアックな映画でもなく、映画として本当に素晴らしい作品でした。



第三作目になる今作では、野外フェスのシーンにて埼玉県深谷市で3日間のべ約2000人のエキストラ(なんと皆さんボランティア!)を集め撮影を敢行。自主制作映画として最大規模の撮影を成功させたことでも話題を呼んでいます。このようにシリーズを重ねるごとに規模は大きくなっていきますが、劇場に行けば演者さんスタッフさんが客入れ客出しをやり、1作目のときから変わらずに作り手とお客さんが直接触れ合っていました。簡単なことに見えますが実際はとんでもなく大変なことだと思います。こういう本当に素敵な環境に、ただのヒップホップ好きな男ではなく1人の役者として憧れています。


そして、まだ観てない方もいらっしゃると思うので詳しくは書きませんが、男であるならば今作は見ておかないと損すると思いますよ。その暑苦しいまでの熱を直接感じられるように、できれば劇場に足を運んで観て下さい。

公式サイトはこちら→ http://sr-movie.com/


男性の方だけではなく、『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』なんてヒップホップの魅力にとりつかれた群馬の可愛らしい女の子達が頑張る素敵な青春映画になってますので、女性の方でも、そしてヒップホップに興味が無いと言う方にも絶対に楽しんでいただける内容になっています。皆さんも興味が沸いたらレンタルビデオ屋で借りてみてはいかがでしょうか?



























・・・僕はどれにも出演していませんが(笑)