テーブルトップセール
いまどきの日本では マルシェというようだね
出店が決まってからの2週間
ただひたすらに 縫い物をした
何年も何年も日の目を見ることなく
箱に押し込まれていた布たちが
ようやく形になり 人様の前に出されることになった
売り上げどうこうよりも
もっと もっと 尊い充実感を味わっている
代金を頂戴する
けれど本当に私が受け取るものは
手に取ってくれてありがとうという感謝だろう
きっと
ずっと ずっとやりたかったことは
商品をつくることそのものではなく
いつか最善のタイミングで味わう
この達成感だったのかもしれない