キャプテンサンダーボルト 阿部和重 伊坂幸太郎 著

 

概要

ゴシキヌマの水をよこせ

突如として外国人テロリストに狙われることになった相葉時之は、逃げ込んだ映画館で旧友・井ノ原悠と再会。

小学校時代の悪友コンビとの決死の逃亡が始まる。

破壊をまき散らしながら追ってくる敵が狙う水の正体とは。

 

 

伊坂幸太郎さんが好きなため本書を手に取った。

一気読みエンタメと前評判通り、上下巻を一気に読んでしまった。

主人公である相葉は昔から判断を間違え続けてきたと自負しており、やんちゃな外見や態度とは裏腹に自分の中で様々な葛藤と戦っている。

 

本書では外国人テロリストに追われるなかで、様々な自分の周辺の状況も変化していく。

テンポの良い展開と重い内容、ユーモアのある会話が良い感じにマッチしていると感じた。