Vol.727
涼しい朝の公園散歩
そしてみんなでラジオ体操
清々しいひと時
南から梅雨明けの便りが
・キハギ/木萩 マメ科
ハギの仲間で最も早く開花、10月頃まで咲き続ける。
花は蝶形花で旗弁(上弁)は白っぽく基部に紫色の斑が
あり見分けやすい。
和名はハギの仲間で完全に木質化することから。
・ヤマユリ/山百合 ユリ科
花の強い香りが遠くからでも確認できる。
日本特産のユリでその風ぼうからユリの
王様と呼ばれる。
雄しべの花粉は油性で着衣類につくととれ
にくいので要注意。
近年里山ではイノシシの食害で個体が
減少している。
・オカトラノオ/岡虎の尾 サクラソウ科
花茎の先端に真っ白で小さな花を多くつける花穂
は一方に偏って咲く。
小花は下から順に咲き長期間咲き続ける。
和名は花穂の先端が垂れ下がる様子を虎の尾に例えた。
・ヌマトラノオ/沼虎の尾 サクラソウ科
オカトラノオが草原に生えるの対し本種は湿地に生える。
草茎は直立し花穂は一方に偏ることはない。
花期は7~8月でちょうど見頃を迎えている。
・ビロードモウズイカ/天鵞絨毛蕊花 ゴマノハグサ科
この花に出会うたび、草茎の高さと大きな花に関心する。
河原や道路脇などに生える地中海沿岸産の外来種。
和名は全体がビロード状の白い毛に覆われ、
モウズイカは雄しべに毛が多いことから。
・ユウスゲ/夕菅 ユリ科
夕方に開花し翌朝にはしぼむ一夜花。
花弁は6枚で先端が軽く反転、花はレモンイエロー
で香りがある。ゼンテイカやノカンゾウなどの仲間。
名は夕方に開花し、葉がスゲに似ることから。
・ヒメクグ/姫莎草 カヤツリグサ科
線形の葉が草茎の先端で3つに分かれその真ん中に
1個の花穂をつける、今回は花穂3個ついているが
そのようなケースもあるようだ。
日当たりの良い湿地に生える多年草。
・バイカツツジ/梅花躑躅 ツツジ科
葉の下にひっそりと咲く小さな花は意識して
探さないと見落としてしまう。
花は真っ白な5弁で、上の3弁には紅色の斑が、
先端に丸みがあり可愛らしい。
和名は梅の花に似ることによる。
・イワガラミ/岩絡み アジサイ科
スギの木を覆うように葉を広げ花をつけている。
名の通り岩や木に気根により生えるつる性植物。
花はガクアジサイに似て中央部に両性花、周りに
装飾花をつける。ただし装飾花は花弁(がく片)が
1枚のみ、ちなみにガクアジサイは4枚。
<雄花>
<雌花>
・サネカズラ/実葛 マツブサ科
朝の散歩中、庭先にサネカズラ花が
咲いていました。
雌雄同株で雄花と雌花をつけ、花弁は
両方とも淡黄色、雄花は雄しべが球形の紅色、
雌花は雌しべが淡緑色で尖って見える。
秋には真っ赤な粒々の果実がつき目を
楽しませてくれる。別名ビナンカズラ
・ツクバネ/衝羽根 ビャクダン科
花が終わり枝の先端に4枚の葉(苞)をつけた
果実が出来ている。
ツガやモミなどに半寄生する植物で
他の植物に根を絡ませながら育つ。
雌雄異株で写真は果実がついているので雌株、
名は果実の形が羽根つきの羽根に似ることから。