Vol.769

 

 

  若葉の季節

  鮮やかな緑が美しい

  植物達の開花スピードが緩まる

  これからはペースを落として

  花を追いかけたい

 

 

 

 

 

 

・ヤマツツジ/山躑躅 ツツジ科

 木々の芽吹きに合わせるように花が

 咲き出し、目を楽しませてくれる。

 花は赤色の漏斗状で、上側の花弁に

 濃い斑点があり、雄しべ5個、長く突き

 出る雌しべ1個。

 夏葉などは落葉せずに冬を越すことから、

 半落葉木と呼ばれる。

 

 

 

 

・マルバアオダモ/丸葉青梻 モクセイ科

 新緑と相まって真っ白な花が青空に映えて

 美しい。

 花は細長い花弁4枚を持ち房状になり、

 木全体を覆うように咲く。

 「マルバ」は葉に鋸歯がなく全縁によるもの、

 野球のバットの材料として知られる。

 

 

 

・オトコヨウゾメ/男用染め スイカズラ科

 まっ白な花をまばらにつけ、秋にはサクランボ

 のような赤色の果実を下向きにつける。

 仲間のガマズミ等は多くの花と果実を上向き

 つけることからすれば変わり種。

 赤い果実が越年し、真っ白な雪の中で見る

 とその調和が美しい。

 

 

 

 

 

・ウワミズザクラ/上溝桜 バラ科

 細長いブラシのような花穂をつける落葉高木。

 花は白の5弁花で雌しべが1個と多数の

 雄しべをつける。

 花穂の下に数個の葉をつけ、同じような

 花をつける仲間のイヌザクラには葉がない。

 花や樹皮にあるクマリンの甘い香りがある。

 

 

 

 (雌花(雌株))

 

 

 (雄花(雄株))

 

・アケビ/木通 アケビ科

 野山に自生し、つるで他の樹木に絡み

 ついて生長するつる性の植物。

 雌雄異株で雌花(雌株)と雄花(雄株)は別々

 の個体。

 葉は小葉5枚で仲間のミツバアケビは3枚、

 果実は秋に熟し裂開する果肉は甘くて

 美味しい。

 

 

 

 

 

・コンロンソウ/崑崙草 アブラナ科

 山地の沢沿いなどに生える1年草、群生するので

 一斉に開花すると素晴らしい。

 全体に白毛が密生し葉は羽状複葉、花は真っ白

 な花弁が4枚で十字状に花が開くので

 分かりやすい。 

 

 

 

・アメリカフウロ/亜米利加風露 フウロソウ科

 花々が一斉に咲き出すと同じ仲間を探したくなる、

     以下フウロソウ三種。

 アメリカから渡来した帰化植物で空き地や公道の

 道端などに生育する、すき間植物とも呼ばれる。

 独特な葉の形、花は淡い紅色で散形につき花弁

 は5枚、同属のゲンノショウコと同じように、

 果実が熟すと自力で弾け種子を飛散する。

 

 

 

・ヒメフウロ/姫風露 フウロソウ科

 アメリカフウロと同じような地に自生する一年草、

 見た目は弱々しいが、繁殖力が旺盛なすき間植物。

 葉は羽状に細く裂け、先端がとがり赤みを帯びる、

 花は淡い紅色の5弁花で2本の筋が入る。

 朝の散歩時、よく道端で出会い目を楽しませて

 くれる。

 

 

 

 

・オトメフウロ/乙女風露 フウロソウ科

 農道の脇などに自生し、紅紫色の花をつける越年草。

 葉が深く切れ込み裂片が細く全体に毛が生える、

 花は5弁花で先端がやや深く切れ込む、

 鮮やかな花は他の野草の中でよく目立つ。

 

 

 

・サワオグルマ/沢小車 キク科

 日当たりが良く、湿気が多い谷地に生える多年草。

 草茎の先端にタンポポのような黄色の花が

 集まって咲き、花を上から見ると輪のように

 並んで見えることが名の由来。

 果実は熟すと種子に着く羽毛が風に乗って

 飛び散る。

 

 

 

 

 

                         若 葉