Vol.761

 

 

   夏が長かったせいか

   秋はあっという間に

   過ぎ去ってしまった

   そして寒さが厳しい昨今

   早いものでもう年の瀬

   

 

 

 

 

 

・サザンカ\山茶花 ツバキ科

   花が少ないこの時季、庭などに鮮やかな花を

   咲かせ目を楽しませてくれる。

   四国以西に自生し、全国的に多くの園芸種が

   庭や公園などに植えられる。  

   赤や桃色、白色の花を枝先につけ花は平開し、

   ツバキと異なり花弁は一枚ずつ散る。

   童謡「たきび」の歌詞でおなじみ、だが

  そんな光景はもう見られないだろう。 

 

 

 

・モチノキ(果実)/黐の木 モチノキ科

 秋に赤い果実をつける樹木が多い中で美しさは

 抜群、東北南部以西に分布し、公園などで見か

 けるのは植えられたもの。

 雌雄異株、雌株に果実をつけるが鳥が食べない

 せいか翌春まで残ることがあるという。

 名は、樹皮から「トリモチ」という野鳥を

 捕獲する粘っこい物資を作ったことに由来。

 

 

・ツクバネ(果実)/衝羽根 ビャクダン科

 果実は「羽根つき」の羽根に似た4枚の苞があり、

 その基部に丸い種子がつく。

 完熟すると風に乗って回転しながら飛び散る。

 里山などに自生し、他の木の根に寄生する半寄生

 植物、雌雄異株で雌株に果実がつく。 

 

 

・ノササゲ(果実)/野豇豆 マメ科

 黄色の花と濃紫色の果実がそれぞれ美しく、探し

 歩いても容易に見つかる。

    周りの木々に巻き付けながら伸びるつる性の植物、

 花は細長い蝶形で、果実はさやの中に3~5個の

 黒紫色の種子が入る。

 ササゲに似て野に生えることが名の由来。

 

 

 

・ウツギ(果実+花)/空木 アジサイ科

    幹が中空であることから空木の名がある。

 7月頃枝先に5弁の花を下向きにつけ、ウノハナ

 として知られる、里山に自生し、公園や庭など

 で園芸種が見られる。

 写真は果実の先に雌しべの柱頭が残っている。    

 

 

・カリン(果実)/花梨 バラ科

 4月頃淡紅色の花をつけるが、木々や野草の花が多い

 時季で注意深く観察しないと見落としてしまう。

 秋、黄色の梨に似た果実をつける、香りが強いが、

 固く生食に向かずカリン酒や砂糖漬けなどに

 利用される。 

 

 

 

 

 

 

・ツワブキ/艶蕗 ・石蕗 キク科

 花が少ないこの時季、庭や公園などに花を咲かせる

 常緑の多年草。福島県以南に分布し、当地で目にする

 のは園芸種。

 茎の先端部に黄色の花を数個つける、葉はフキに似て

 艶があることから「艶のあるフキ」がツヤブキに

 転訛したとされる。

 

 

 

・リンドウ/竜胆 リンドウ科

 通りすがりの歩道脇に数輪の花をつけている、もう

 見頃は過ぎやや色落ちしている。

 花は青紫色の釣鐘形で上向きに咲かせ、陽が当たる

 と開き曇りや夜間は閉じる。

 最近、花弁にある緑の斑点が葉緑素を含み光合成を

 行っていることが確認されている。

 

 

・アキノキリンソウ/秋の麒麟草 キク科

 花期は終えつつあるが、陽だまりのある公園に

 名残りの数輪が残っている。花は茎の上部で枝分

 かれした花茎に黄色の花を数多くつける。

 キリンソウの花に似て秋に花を咲かせることが

 名の由来、別名アワダチソウ。

 

 

 

・ヤブラン(花+果実)/薮蘭 キジカクシ科

 夏から秋にかけて樹下や歩道脇などに生え、花茎に

 淡紫色の小花をびっしり咲かせる。

 果実は球形で完熟すると写真のように真っ黒になる。

 里山に自生するが、カバープランツとして庭や公園

 などにも植えられる。

 

 

 

・エゾスナゴケ/蝦夷砂苔 ギボウシゴケ科

     数日前に雨が降ったのだろうか岩の上に

 陽を受けて思いっきり葉を広げている。

 全体に色っぽく葉の先端が透明に見え

 て美しい。

 因みにコケは葉全体で水分を吸収し、根は

 単に植物体を支えるだけ。

 

 

 

 

             朝日を受けて