18年後の夫と私 | ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

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脳出血で倒れ寝たきりになった夫、四肢麻痺、気管切開、胃ろう、褥瘡(予防)の24時間在宅介護日記です

こんにちは。

 

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初めましての方、

今日もお越しいただきありがとうございます!

 

このブログでは

脳出血での四肢麻痺、気管切開、胃ろうで

要介護5、身体障害1級、寝たきりの夫の

24時間介護生活のリアルを綴っていきたいと思います。

 

 

先日、兄の知人にお会いしました。


過去に脳出血で倒れ、

現在は電動リクライニング車椅子、

胃ろう、スピーチカニューレで会話可能、

文字盤使って指さしでもやりとり可能という方です。


兄と会うたびに

私のことを心配してくださっていると

聞いていました。ありがたいことです。


その方がいらっしゃる施設に行き、

兄が、「よっ」と声をかける後ろから、

「こんにちは。妹ですー」とご挨拶すると、


「あーっ」と大きな笑顔を見せてくださいました。


そこから、気付けばあっという間に2時間。


実際の会話と文字盤での指さしも混ぜて

尽きないおしゃべりを楽しんできました。

疲れさせちゃったかも知れません。ごめんなさい。


スピーチカニューレでの発話を

実際に見るのは初めてでした。

スピーチバルブがパカパカするのを見て、

そっかー、こんな感じなんだーと勉強になりました。


夫の車椅子練習や、端座位練習の

写真をお見せしたりしながら、


「いつかこんな風に(その方のように)、

会話したり、もっと自由に車椅子に乗れたり

できるといいんですけどね!」などお話しました。


ものすごーく考えさせられたのは、


その方が倒れたのは18年前で、

奥様は9年間介護をしていて、

その後色々あって、お別れされたとのこと。


介護疲れや、自由のなさ、色々あって、、、

とおっしゃっていました。


その時は、私は

重度訪問介護のヘルパーさんや

看護師さん、短時間のヘルパーさんなど

たくさんのお力を借りてるので大丈夫です!

とお答えしたものの、


後からじわじわきましたね、、、

明日は我が身、、、、、、、、と。


18年後、夫は80代、私は70手前。

9年後なら、夫は70代、私は60くらいかな。


夫は、今よりは回復しているでしょうが、

同時に、身体は年齢を重ねています。

そこは私も同様です。


愛があっても、身体は疲れるし、

体力にも限界があります。


愛だけで、18年の時間を

乗り越えられるのだろうか、、、、


夫が倒れてから今で3年弱、

自宅退院してきてからもうすぐ2年です。


もう2年、という思いもありますが、

実際は、まだまだこれから。


夫も私も、いついつまでも、

まずは元気でいられるように、

夫の回復を目指せるように。


長い時間を一緒に歩いていくためには

どうやったらいいのかな、、、、と

これからも考えていきたいと思います。


夫よ、早く会いたいなー

(レスパイト入院中)