この表に自分の今の仕事を当てはめることはできるだろうか？

どこの領域の仕事を最優先に行うべきかは誰でもわかる。

ところが自分の仕事をこの表に当てはめると難しい。

特に日々忙しい職場になると右下と右上の領域の区別がつきにくい。

「今対応しなきゃダメでしょ！」的な仕事はこの辺りに存在する。

そこで我が社では右上の概念をわかりやすく表現した。

それがこれだ。

会社の売上に「直結」する仕事が「重要度＋緊急度の高い仕事」とする。

お店で言えば「売れ筋商品の重点陳列」や「発注量確保」などはここ。

営業の仕事で言えば「クロージング」申込をもらう場面だね。

「売上」に直接関係する行動が最優先される。

次に重要なのはこれ。

今の売上には直結しないけど「次の売上」として仕込むのが「重要度が高いが緊急度はそうでもない仕事」とする。

お店で例えれば「売れそうな商品の仕入れや前だし陳列」などが当たる。

営業の仕事で言えば「新商品のプレゼンテーション」や「新規開拓」に当たる。

ちなみに、この仕事の量と質が１ヶ月、半年先、1年先、3年先の売上を左右するのだからとても大切な仕事になる。

次はこれ。

「重要度はさほど高くはないが、緊急度がある仕事」は現状対応の仕事とした。

お店で言えば「日常ルーティンの仕事、クリーニング」などが当たるかな。

営業の仕事では「クライアントの情報収集や顧客対応」にあたる。

やって当たり前の仕事、これを欠かすと信頼喪失という恐ろしいことになる。

その観点では重要度は高いが、日常的にやるべき仕事と捉えている。

さて、最後は。

「重要度＋緊急度共に低い仕事」はやらなくても良い仕事。

具体的には・・・。

何だろう？思い込みの仕事とか？偏ったこだわりとか？

おそらく必要のないものだろう。

上の２つについて言えば、会社の状況によって優先度は少し変わってくる。

「何もしなくても売上が増えている」ような状況であれば「次の売上」に人材も時間も注力するべきだ。

しかし「売上が思うように伸びない」状況の時には「売上直結」と「次の売上」の両方にバランスよく人材と時間をかけるべきだ。

とりあえず、自分の日々の仕事がどこにプロットされているのか？を意識すると「やりがい」も感じるし「見直し」にもなるし「疑問」も感じるであろう。

そういう自分の日常を「振り返る」ことで自分の仕事のスキルを上げることができる。

そして個人としても上記のような重要度と緊急度を表にしてみると良い。

自分の日常に無駄な時間があることがわかるはずだ。

重要度が高く、緊急度高い仕事とは？