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台湾出張から戻ってきて、改めてあまりにも強く感じたので備忘録として残す。

 

 

昨年から始まった台湾企業との提携ビジネス。

 

 

打ち合わせのための訪台は今回で3回目。

 

 

日本国内での打ち合わせを含めると彼らとの打ち合わせは6回以上になる。

 

 

その際に使われる言語は「英語」

 

 

当社には台湾人の社員がいるが、打ち合わせは全て英語。

 

 

当然雑談も英語を使うことになる。

 

 

今回の訪台では提携している企業以外にも2社ほど訪問することになっている。

 

 

ここでも打ち合わせは英語だ。

 

 

我々には常に英語の通訳がそばにいてくれるので商談に不自由することはない。

 

 

今回も全ての打ち合わせがうまくいって、成果を感じられた。

 

 

とても有意義な出張となった。

 

 

しかし、それと同時にとてつもなく不本意な気持ちになったのである。

 

 

「自分の英語が全く役に立たない」という現実が突きつけられたからだ。

 

 

コロナ禍以前には社内で英語のプライベートレッスンを週に1回は行っていた。

 

 

昨年に英会話の必要性を感じて始めたオンライン英会話「duolingo」は毎日続けて1年が経過した。

 

 

ヒアリング能力が高まったと思い、今回は以前よりも話せるだろうと思っていた。

 

 

ところがである。

 

 

むしろ以前よりも話せなくなっている。

 

 

会話を聞き取ることに必死になってしまい、自分の思いや意見を話すことができない。

 

 

相槌や聞かれたことに対して返事ができる程度である。

 

 

あまりに会話が少なかったので台湾のCEOに「体調悪い?大丈夫?」と気を遣われてしまった。

 

 

そして改めて感じるのだ「使える英語力がない!」と。

 

 

台北では商談に参加する先方の社員の方々はほぼ全てが英語を話す。

 

 

中国語と英語を上手に使い分けてコミュニケーションが取れる。

 

 

それに比べて日本人はどうだろう?

 

 

自分のように「話している内容はなんとなくわかるけど、話せない」という人がほとんどではないだろうか?

 

 

では台湾の人は英会話スクールに皆で通っているのか?

 

 

答えは「否」だ。

 

 

普通の大学を卒業すれば普通に話ができるスキルを身につける。

 

 

それに比べて日本はどうだろう?

 

 

外国語系大学以外の一般の大学卒業生のほとんどが英会話ができない。

 

 

英語にコンプレックスを持っている人も多い。

 

 

高校受験や大学受験で高い偏差値をマークしていても話せない。

 

 

小学校から英語を学んでも話せない。

 

 

これは何がいけない?

 

 

はっきり言うと日本の「学校の英語教育が悪い」の一言なのだ。

 

 

その証拠に海外で学んだ日本人の英会話力はとてもレベルが高い。

 

 

当社の通訳は日本人だが英会話レベルはネイティブだ、彼女は高校、大学をアメリカで過ごしている。

 

 

今こそ日本の英語教育を変えるべきではないか?

 

 

学校の先生が教えられないならいっそうのこと英会話スクールの先生にお願いしたらどうだろう?

 

 

受験も英会話での入試をもっと増やすとか、筆記ばかりのやり方を変えるべきだと思う。

 

 

台湾との次の打ち合わせが9月にある、今回は彼らが日本に来る番だ。

 

 

その時にはもっとコミュニケーションできるように学びのレベルを上げたい。

 

 

アプリではどうにも心許ないのでやはりリアルな英会話スクールにしようと思っている。

 

 

 

 

 

余談になるが、今回台北で起こった「会話」にまつわるちょっと良い話を。

 

 

一足早く帰国した通訳もいなく、台湾人のスタッフもいない中、最終日に残ったメンバーで台北にあるモスバーガーに昼食をとりにいった。

 

 

日本との違いを体験するために地元のモスに行こうと言う話になったのだ。

 

 

入口で困っている我々を見て、前に並んでいた老婦人が「こっちに並んだら良いよ」と日本語で話しかけてくれた。

 

 

その後も台湾独自のメニューの頼み方についてアドバイスをしてくれたりと親切にしてくれた、ありがたかった。

 

 

いよいよ我々の番になり注文したいのだが、モスのスタッフに英語も日本語も通じない。

 

 

先ほどのご婦人もすでにいない。

 

 

「さて、困ったぞ」と思っていたら近くで食事している奥様が「これで良いの?」と日本語で話しかけてくれた。

 

 

「はい、これとこれで」

 

 

「飲み物は?」

 

 

「この紅茶で」

 

 

「ホット?アイス?」

 

 

「アイスで」

 

 

まるで店員さんのように聞いてくれてお店のスタッフに伝えてくれた。

 

 

あの人たちがいなかったら我々は一体何を食べることになったのであろうか?

 

 

本当に台湾の人たちは親切でありがたい。

 

 

ちなみに、台湾のモスには日本にないメニューばかり。

 

 

かなり日本人の舌に合うものが多いから一度試してみても良いかも。

 

 

でもその際には中国語ができる人か優しいご婦人や奥様が必要かもしれないけどね。