今日はユウの話を休んで、妹のこと。

夏前から妹もいろいろとあったが、それなりにしっかり成長しているようだ。

仲が良かった友達ともめて、険悪な雰囲気になったこともあった。
学校から帰ってくると、ひとしきりその子の「今日○○ちゃんがこういうふうにイヤだった」という話をしていた日が続いた。

あげくに、その○○ちゃんの窃盗疑惑があったときには、探偵バリにいろいろ調べて本人に問いただしたらしい。
先生にも「どうにかしてください」と直訴していたそうだ。

ところが・・・
今日は例のその子のうちに遊びに行ったというではないか!
確執があったんじゃないの?

そういえば・・・
学校へ個人面談にいったら・・・

先生
「最近は落ち着いていますよ、女子全体が」

「え?この間まで○○ちゃんがどうのと・・・」
先生
「そうですね。でも、様子を見ていたんですよ。○○ちゃん本人もわかっているみたいだったし、無理にいろいろ動かない方がいいかなと思いまして」

「そうなんですか・・・」
先生
「結局、女子は今、みんな一緒に遊んでます。いい雰囲気のクラスになりました」

そんなこんなで、その日最後の面談だった私は、本当は持ち時間が15分なのにも関わらず、先生と1時間も話をしてしまった。
先生は言った。
「身勝手な親の子供は身勝手です。
こんなこと言っちゃいけないんだろうが・・・長い教師生活の経験上、医者と大学教授と代議士のお子さんは・・・難しい子が多い。
なんていうか・・・あるべき『モラル』がないんです」

ちょっとびっくりした発言だった。

「今回の件も○○ちゃんは、いろいろ悪いこともしました。でも、本人、それをわかってどうしようか悩んでいたようですし。(妹)ちゃんを含め、一時期女子たちの中で浮いてしまったときもあったのですが、まわりもしっかり「モラル」を持っている子たちばっかりだったので、ことなきを得ました。本当にいいクラスですよ、今」

本当に、信頼できるいい先生に会えたと思った。
先生が広く生徒を見回して、あるべき方向に軌道修正をしていく。
すごいと思った。

もう、定年間近の先生だ。こういう先生がいなくなって、モラルのない頭でっかちの若い先生ばかりになったらどうなるのだろう。
後続を指導してから退職してほしい。

妹も○○ちゃんも、一緒に成長しているのだ。