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いじめ>乗り越え15歳で「消防設備士」に合格

(毎日新聞 - 12月10日 03:10)

 中学時代にいじめられた経験を持つ東京都内の私立高1年、永野彰一さん(16)が今春、国家資格の「消防設備士」に15歳で合格した。中学生の合格は珍しく、いじめられた悔しさをバネに難関を突破した。永野さんは「夢中になれるものが見つかれば道は開ける。自分から状況を変えてみたら」といじめに悩む同世代にアドバイスする。

 永野さんは昨年4月、中学3年で東京都内の公立校に転校。「積極性が持ち味」で、自分から手を挙げて学級委員になると、間もなくいじめが始まった。「転校したてなのに『自分がやる』と主張したことが、生意気に思われたのかも」。クラスをまとめようとしても話を聞いてくれない。「死ね。消えろ」と言われ、無視された。「いつも独り。時間のたつのが遅くてたまらなかった」と振り返る。遅刻も増えた。母美恵さん(45)にベッドから連れ出され、1時間目の始業直前に登校する日々が続いた。
(中略)

 「無理して学校に行かなくていいけど、自分を変えていかないと、どこへ行っても同じことになる」。永野さんはそう話している。

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最後の一行、ユウに一番いいたいことだ。