そうやって、3学期は終わっていった。

テストをうけることもなく。

成績表は私がもらいにいった。

その時、学校と話あいをする。

担任だけでなく、学年主任にも同席してもらった。

「ユウさんは進級できます。期末試験は受けていませんが、いろいろ考慮して成績表を作成します」

担任はそう言った。

私はユウの現状を報告した。

いいメンタルの先生に出会えたこと、薬をのんでいること。

それを聞いた学年主任が言った。

「え?そんないい先生がいるんですか?いや~実はウチのクラスにも不登校の生徒がおりまして・・・そんないい先生なら紹介してもらおうかな」

びっくりした。

何言ってるんだ?この人は・・・。学年主任でも、これか・・・。

本当に学校に幻滅したのは、この時だった。