この2日間を締めた曲は、イジメ、ダメ、ゼッタイ。。。

 

YUIMETALが脱退して、半ば封印状態だったこの曲は

そのナレーションと映像が流れた瞬間に涙したメイトさんも

多かったんじゃないですかね。

 

ワタシの場合、なんていうんでしょうか。。。

こういったことに対する感受性が鈍いというのか。。。

 

年齢的にそこそこ涙もろくはなってきていると思うんですが、

コンサートや映画などで、感動して泣くということがないんです。

 

何処か客観的な視点で見てしまうんでしょうかね。

 

だから、「泣いた。」という表現には当たらないんでしょうけれども、

感慨深いモノがありました。

 

実は、私とBABYMETALが出会った楽曲が

この、イジメ、ダメ、ゼッタイです。

 

まぁ、メジャーデビュー曲ですから、

もちろんそういう人も多いのでしょうけど、ワタシの場合

その時に出演していた歌番組で

歌の上手な女の子と、暴れるように踊る子供たち。。。

 

正直なところ、そんなイメージでした。

 

サウンド的にはしっかりメタルしているのに、

歌詞が余りに幼くて、感情を移入しようも無かったんですよ。

 

だから、その時には、アイドルがまた妙な事を。。。

 

そう思うだけで、特に嵌るとか嵌らないとか、

そういう特別なものはありませんでした。

 

それがね。。。

 

時を経て、こんなに嵌ることになって

こうして、感慨深い思いで聞く事になるとは。。。

 

それも会場で。

 

多くのメイトさんたちと一緒で、大盛り上がりしていました。

 

終演後の紙芝居を見るまでは。。。

 

 

 

横浜、名古屋で終演後の紙芝居を見たとき

「20201010」が運命の日になる。。。

という事を、十中八九、解散だと思いました。

中には、単なる大規模コンサートの予告と捉える人もいたようですが

私には、解散としか思えなかったんですよ。

 

というのも

6月の横浜アリーナの時に現れた新体制のBABYMETALは

SU-METALのポニーテール、MOAMETALのツインテールが復活し

アヴェンジャーズという名のサポートメンバーを入れる事で

3人体制を復活させていました。

 

衣装も変えてきていましたし

一昨年までのダークサイドといわれる中で披露された楽曲を

中心に、新曲を演奏する姿は、

新しさを感じさせるものであったと思います。

 

ですが、一昨年のダークサイド、Chosen7を経て

ポニーテールとツインテールに戻すということだけはないだろう。。。

 

というよりも、ダークサイドとは、YUIMETAL不在のための

苦肉の策ではなく、

そんなアイドルとしての姿を

払拭するための期間だったのではないか。。。

 

そんな思いもあったので、

一周回って元通りになることはあり得ないとして

どんな姿を現すのか。。。そう思っていたのです。

 

とはいえ、その慣れた様子に安心したのもまた事実であるし

しっくりと来るのも間違いない。

だから、めいっぱい楽しくノリノリだったところに、

運命の日とされたので

はぁ、、、これは、イメージチェンジをせずに

今の形を貫き通して、全てをやり切ったとしたところで

解散してしまうのだろう。。。

そして、ここからは、BABYMETALを終わらせるための期間なんだ。。。

 

そんな風に思っていました。

 

だからこそ、ここまで埼玉も幕張も

行けるコンサートには全て行って、

全てを見届けてやろう。。。その思いで、

今年度はやってきたといっても過言じゃないです。

 

まぁ、そんな日々のライブの楽しさの中であったり

その間のニューアルバムのリリースだったりで

解散とか、そういうことはあまり気にせずにいられたんですがね。

 

Doomsdayへのカウントダウン、

Metal Resistance最終楽章、

物語に終止符を打つ、

 

なんだよ、それ。。。

いきなり人を現実に戻すなよ。。。

 

コンサートの余韻も何も全て吹き飛んだ気分でした。

人ってのは、覚悟していたはずのものを、

改めて突きつけられると、一瞬何も考えられなくなるようで

Doomsdayといわれた瞬間に、

「あ、2020年10月10日は東京ドームなんだ。」と

漠然と考えて、「ということは単なる10周年で解散はない!」と

暢気に考えてしまう自分もいたりして。。。

 

ただ、冷静になって考えれば、Doomsdayを

単純にドームのコンサートと考えて良い訳がない。

 

東京ドームを目標にしてきたグループであるならば

それもありえるだろうけど、そんなワケないだろう。

 

英語が苦手なワタシですし、ウル覚え程度でしたが

Doomsdayがあまりいい意味ではないことだけ分かっていました。

 

そして改めてそれを調べると、

世界の終わりの日、破滅の日、そして最終審判の日。。。

それらの意味がつらつらと。。。

 

うわぁ、、、

 

とはいえ、メタルバンドなどが

設定上よく使いたがる言葉では有るし

BABYMETALも、過去に使ってきている言葉でもあるので

これを額面どおり受け止めても良いのか。。。

そんな思いもあるのですが。。。

 

ただ、間違いなく、何かが終わる日になるのでしょう。

 

ポジティブに考えれば、解散ではなく

「Metal Resistance」という、第1章的な物が終わるということとしても

捉えることができます。

 

いつまでも、Resistanceでいられるわけがない。

特に、今回のコンサートでも、

「光の力」と「闇の力」を手に入れたBABYMETALという表現が

されていた通りある種の完成系までたどり着いたと考える方が自然です。

 

実際、ここ数回のコンサートにおいてのSU-METALのボーカルにしても

MOAMETALの表現力にしても、

数年前とは段違いになっていると思いますし、

何よりも、「かわいい」よりも、「美しい」が似合う

大人の女性に変貌を遂げていますから。

 

さらに言えば、イジメ、ダメ、ゼッタイの紙芝居で

「困難に立ち向かう」といった言葉がチョイスされていました。

 

多くのヒロイックファンタジー小説などでもあることですが、

長い戦いの中では、

必ずしも同じメンバーで最後まで戦い抜くことなどできません。

 

BABYMETALも結成して10年です。

 

どういった形にせよ、誰かが欠けていったり

それを補ったり、新たな力になるための登場人物がいて

最終決戦に挑むことになっても、それは当然なのかもしれません。

 

設定上、今のBABYMETALはまさに、そんな状況の中にいます。

 

YUIMETAL脱退、Chosen7、アヴェンジャーズ。。。

 

様々な援軍や形を経て、最強の力を手にしたBABYMETAL。。。

 

これが今の姿でしょう。

 

そこで迎えるのが、20201010ということになるわけです。

 

そこから導き出される答えは、いったい何なんでしょうねぇ。

 

噂されているような、ドームや国立競技場など

大箱での大規模コンサートではないような気がするんだけどな。

 

少なくとも、ここ何年かは

そういうことを目的としてきたグループではないし、

実際に、2016年の東京ドームで、

動員については一区切りしてもいい状況だったわけでね。

 

そこで、私の予想は、マジソンスクエアガーデンだと思います。

西海岸のアリーナ会場であるTHE FORUMでの公演をもって

全米制覇とは言いにくいと思うんで。

 

2016年のWenbleyアリーナ、2019年のTHE FORUMを経て

10年かけてそこまでたどり着いた。。。

Metal Resistanceの到達地点としたら

東京ドームや国立競技場よりも

物語としては、はるかに理想的でもあるし、

現実的な場所だと思います。

 

そこで解散をして、伝説の終焉を迎えるのか、

その凱旋公演をもって全ての「戦い」を終えるのか

それとも、壮行公演のような形の日本公演が最後になるのか。。。

いや、そこはあくまでも、Metal Resistanceの最終楽章であり

そのあとに、次の何かを求めた

新たな物語が始まるのでしょうか。

 

 

体制に反発して、革命などを成し遂げるための

Resistanceの物語は、数多くのヒロイックファンタジーに存在します。

 

その多くが、Resistanceの達成とともに、

最終回を迎えるわけですが、

中には、Resistanceを成し遂げた後として

新たな物語が続く場合もあります。

 

そのどちらになるんですかね。

 

それこそ、狐様のみぞ知る。。。というところでしょうかね。

 

ま、、、いろいろと最後は妄想のお話でした。