最後の直線内ラチでイスラボニータとジェンティルドンナの人気馬が1着争いを演じるのを尻目に、コース外側を強烈な末脚で伸びてきたスピルバーグが鮮やかに差し切った藤沢調教師、北村騎手ともに8年半ぶりのGI制覇に「久しぶりですね」と顔を紅潮させていた
早くから才能は評価されていたが、体質の弱さから連続して使えないトライアルレースを勝って出走したダービー(14着)後、1年以上の休養を余儀なくされた最近になり体質が強化され結果が伴うようになった
GI馬6頭がそろったレースでは「この馬のよさである末脚の切れをどう出すかに徹した」と北村作戦は見事にはまって実力馬をことごとくはねのけ、1985年のギャロップダイナ以来となる重賞未勝利での“盾”制覇に結びつけた
次戦はジャパンカップ(30日、東京競馬場)を見据える北村が「折り合いは心配ない」といえば、藤沢師も「東京は得意な舞台だから、前向きに考える」と話す5歳で花開いた能力はさらなる上を目指す(松本恵司)
【関連記事】 全日本大学駅伝(2日、熱田神宮-伊勢神宮)全日本大学駅伝は2日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106・8キロに26チーム(オープン参加1を含む)が出場して行われ、駒大が5時間14分36秒で4連覇を達成し、単独最多となる12度目の優勝を果たした4連覇は史上3校目明大が2分47秒差で2位、青学大が3位だった
駒大は4区(14・0キロ)を任された中村匠吾主将(4年)が、41分1秒の区間賞で、2位以下に2分以上の大差をつけ、独走態勢を築いた「下級生たちが『4年生に勝ってもらいたい』とミーティングでいってくれた」と仲間に感謝した
昨季の疲労が抜けず、7月下旬から約1カ月、チームを離れて、東京・北区の国立スポーツ科学センター(JISS)で低酸素トレーニングに没頭同級生の村山から練習内容を定期的に送ってもらい、チーム状況を把握し続けた台風の影響で中止に追い込まれた10月13日の出雲駅伝には間に合わなかったが、仕切り直しの一戦で真価を発揮した卒業後は富士通に入社する「苦しんだぶん勉強になる1年だった」と振り返り、年明けの箱根駅伝での有終の美を誓っていた
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