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日本人拉致被害者らの再調査をめぐり北朝鮮との協議に臨む日本政府訪朝団に同行し、10月27日から同30日まで、ベールに包まれた北朝鮮の首都平壌に滞在した宿泊先のホテルでは、女性店員らが笑顔であいさつし、日本と国交がないことを感じさせない時もあっただが、日本人記者には常に北朝鮮のガイドが付き添い、取材活動は制限された
 ◇ホテル売店に日本製飲食品
 日本人記者団には、北朝鮮当局から平壌中心部にある47階建ての羊角島国際ホテルが用意された外国人の宿泊が認められているのは、羊角島国際ホテルと平壌高麗ホテルの二つだけだという
 北朝鮮では、日本国内で使用する携帯電話は使えないホテルに到着するとプリペイド式携帯電話が貸し出され、パソコン用にインターネット回線も用意された
 羊角島国際ホテルの売店では、日本のビールや菓子が売られ、ホテル1階の喫茶店の棚には、日本や欧米のウイスキーがずらりと並ぶ最上階47階の展望レストランなど、ホテル内では英語が通じた日本語で「こんにちは」「ありがとう」と声を掛けると、笑顔を浮かべて日本語で「ありがとうございます」と返事をする女性店員もいたしかし、これらの日本製品がどういうルートで店頭に並んだかを尋ねると、表情を曇らせ口をつぐんだ
 ◇立ち並ぶ高層ビル
 「10年前と比べて高層ビルが増え、街の景色が変わっていた平壌中心部では自動車も増えている」2004年の小泉純一郎首相訪朝に同行したことのある外務省職員は、10年ぶりに訪れた平壌の街並みをこう評した空港からホテルに向かう沿道では、大学職員向けとされる高層マンションが建設中だった
 ホテルから北朝鮮特別調査委員会の庁舎へ取材に向かう車の窓外には、そろいの制服に身を包んだ小学生らしき集団や、バスの到着を待つ人の長蛇の列が見えたこうした部分だけを見ると、日本の日常風景と同じだ
 ◇常に光るガイドの目
 一方で、「近くて遠い国」を痛感させられる場面も多かった27日夕、平壌空港に降り立ち、薄暗いターミナルビルで入国審査を受ける際、かばんだけでなく財布やキーケースまで所持品はくまなく調べられた訪朝団団長の伊原純一外務省アジア大洋州局長ですら、係官からキャリーバッグを開けるよう命じられ、執拗(しつよう)に質問を受けていた
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「拉致被害者全員を帰しなさい」 新報道2001で山谷拉致相が強調
産経新聞 11月2日(日)14時7分配信

 山谷えり子拉致問題担当相は2日のフジテレビ「新報道2001」で、北朝鮮による拉致被害者らの再調査をめぐる日朝協議に関し「外交交渉ではない『少し歩み寄ろう』ということではなく、『全員の被害者を帰しなさい』ということだ」と述べ、改めて政府が認定する拉致被害者12人全員の帰国を強く求めた

 10月28、29両日に平壌で開かれた政府代表団と北朝鮮特別調査委員会の協議については「北朝鮮が、過去の調査は一部機関がやったことで、時間的制約もあり不十分だったと認めた」と指摘その上で「日本は拉致問題が最優先で最重要だから、ほかが進んでも意味がないということをきちんと(北朝鮮に)伝えたのは意味がある」と評価した

 一方、「(拉致被害者の)具体的な安否は得られなかった」としたが、「安倍晋三内閣のうちに完全解決を目指し強く進んでいく」とも述べ、引き続き粘り強く協議を続ける考えを強調した材のためホテルから出掛ける際には常にガイドが同行ホテル内でも深夜に仕事を終えてプレスセンターを出ると、廊下のソファにガイドの姿が見えた「どうして日本人は、こんな時間まで仕事をするのですか」と問い掛けるガイドに、「なぜ、こんな時間までここにいるの」と尋ねると、ガイドはこう答えた「平壌にいる間、皆さんのお世話をするのが仕事ですから」
 29日には、北朝鮮当局がTBS記者に対し、報道内容に問題があるとの理由で、事情聴取したそれまで笑顔を絶やさなかったガイドの1人は表情を一変させて、こう語った「共和国(北朝鮮)を冒涜(ぼうとく)することは許されない」北朝鮮の本当の顔を見た瞬間だった
 ◇ホテル売店に日本製飲食品
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 ◇ホテル売店に日本製飲食品
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