こんばんは。大阪事務局の池本訓己です。
今回は11月3日まで第七藝術劇場で上映中の作品をご紹介します。
「もうろうをいきる」
監督:西原孝至
2017年/日本/91分/シグロ 配給
10月28日(土)~11月3日(金) 10:00 (~11:30終)
第七藝術劇場で只今上映中です。
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073
聴覚障害、視覚障害のある方もご覧いただけるバリアフリー上映です。
「ぼくの指に きみの指がふれたとき
そこに言葉が生まれた」
目が見えなくて聞こえない人のことを、盲ろう者といいます。盲ろうの人たちは、指で触れあうことで世界とつながっています。
「宮崎、宮城、広島、新潟、東京など本作に登場する、盲ろうという障害と共に生きている多くの人たち。あのヘレン・ケラーを思い出す人も多いでしょう。東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智さんは盲ろうというハンディを抱えながら日本で初めて大学進学を果たし、障害学やバリアフリー論研究の第一人者として、障害者の福祉増進を目指す活動に取り組んでいます。福島さんは語りかけます。「盲ろう者の人生をどう意味あるものにしていくか考えた時に、やはり広い意味での人の力だと思っています」と。
本作の監督は、学生団体SEALDsの活動を追った『わたしの自由について~SEALDs 2015~』が大きな注目を集めた西原孝至。前作に続き、不安を抱えながらも手探りで新しい一歩を踏み出そうとしている人々の姿を、透徹した柔らかい眼差しで見つめている。
製作・配給/シグロ (c)2017Siglo
「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2016」では、
シグロ/配給「沖縄 うりずんの雨」ジャン・ユンカーマン監督 を上映しました。
シグロは、様々な障害をもつ人たちにも映画を楽しんでもらいたいと、
作品のバリアフリー上映に取り組んでいる製作・配給会社です。
目が見えなくて耳が聞こえない子どもの可能性を広げたいと、
希望の糸を紡いできた母親の愛情の豊かさ。
盲ろうの人たちが指でふれあう世界には、
まさに生きることの原点が詰まっています。
一人でも多くの方にご覧いただきたい、感動作です!
※ヒューマンDFプロジェクト大阪事務局は解散しましたが
映画祭ホームページ http:/hdff.jp/ E-mail:info@hdff.jp
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