『with…若き女性美術作家の生涯』 | ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》のスタッフブログ

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2017年6月24日(土)〜25日(日) 阿倍野区民センター 大ホール

【映画祭まであと7日!】

『with…若き女性美術作家の生涯』(60分)
監督:榛葉 健
上映日時:8月23日(土) 11:30~


・「日本賞」ユニセフ賞
・「アジアテレビ賞」 
・文部科学省 特別選定作品 優秀映画鑑賞会 推薦作品




1995年の阪神・淡路大震災で自宅が全壊し、瓦礫の下から救出された神戸の女子大生、佐野由美さん(当時19歳)が主人公。

彼女は地震から3日目に、母親から「一番大切なものを取ってきていい」と許しを得て、自宅の瓦礫から、“あるもの”を掘り出してくる。それは、1冊のスケッチブックと何本かのペンだった。そして彼女が描いた被災地に生きる人びとの日常の光景は、後に出版され、ベストセラーになる。

1998年、佐野さんは大学卒業と同時に単身ネパールに渡り、スラム街の小学校でボランティアの美術教師として1年間赴任する。
社会の最低辺で細々と生きる貧困層の人々と生活を共にし、過酷な現実と向き合いながら、彼女は絵やイラストを描き続ける。
彼女は、美術を通して、社会の闇を告発し、平等な社会を少しでも実現するために異国の地で懸命に青春を燃やし続けた。

そして1年間のボランティア活動を終え、日本帰国を数日後に控えていた佐野さんに、思わぬ事態が起きる…。

監督プロフィール ----------
榛葉 健(監督・ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》 ディレクター)
1963年生まれ。社会派、自然、スポーツ等幅広く制作し、日本賞、アジアテレビ賞など受賞多数。毎日放送に在籍。テーマは「いのち」。