
チモのゆううつ
自分が訓練教室をしていた頃はアメリカの友人の訓練教室
にもお手伝いで年に2,3回は行っていた。
この頃はもう最初の結婚生活は1年目にして破綻していて別居生活になっていたので身体は自由の身だが金はなかった。
アメリカには連れて行けないのでその時チモにとっては
人生最大の試練だったのではないだろうかと思う。
それはどう言う事かというと、、
まず初日は預かってもらっている友達の獣医さんの話では、
超強力大下痢で犬舎をウンコまみれにするらしい(笑)
二日目からはゲージに頭を擦り付けて頭の天辺が10円ハゲになってしまう。
そしてやっと三日目が過ぎる頃大好きな獣医さんと遊ぶようになってくるのだという。
チモはこの友達の獣医さんが大好きで、
「○○先生の所行こうな!」
という言葉を聞くと狂った
ようになってしまうので、
普段このパスワードはうちでは禁句になっている。
獣医が物凄く好きな犬なんて本当に不思議な奴だが注射や治療も尻尾をプルプル振りながら受けていたのを思い出す。
獣医さんもチモを自分ん家の犬のように愛情深く面倒を見てくれ何かといつも世話を焼いてくれていた、
この友達の獣医さんはチモの内外全てを知ってくれている大切なオレの友人の一人でもある。
チモが仔犬の時から奴の窮地を救ってくれたチモの命の恩人でもある。
どんなに遅くても真夜中でも休みの日でも嫌な顔ひとつせず献身的に面倒を引き受けてくれた。
この方がいなかったらチモももっと短命で終わっていただろうと思う。
晩年後ろ足と体が動かななくなったチモの為に毎日家に来てくれて治療をしてくれ、
いつもチモに
優しい声を掛けていってくれる先生に向かってチモはいつも一生懸命立ち上がろうとしながらヨロヨロ先生の元へ寄っていっては顔をペロペロ舐めようとしていたのを思い出す。
チモは不思議な奴で、
先生や大好きな人が訪ねて来るとどんな時でも必ず人に飛びつたリせず、
その嬉しい気持ちを自分の
「ゴムゴム」
オモチャで表す。
人や子供に飛びついてはダメだと仔犬の時から教えていた為この嬉しい気持ちを鎮める為の奴の苦肉の策だったのではないかと思う。
うちではコングの事を
「ゴムゴム」と呼んでいるがチモはあまりの嬉しさに遭遇した時我を忘れ先生や友達が帰る頃になってやっと噛んでいるゴムゴムをポロッと離して悲しそうな顔をするのである。
毎回同じ事をやるんだがどういう訳かこのゴムゴムだけは
止めなかったのだ。
今考えても不思議でしょうがないのである。
オヤジが家に帰って来た時も大体同じ事を30分位はやってからやっと落ち着いてくるのであった。
オモロイ奴だったなあ。
そして次はまたまたオヤジのプライベートな生活にチモを
交えながら入っていくのであるが、突然話があっちこっち
飛んでしまうがオレが書いてるエッセイなので内容や順番なんてまったく無視して話が進んでいくのである。
続く