チモと訓練教室を始めて多くの犬と出会う事になるんだが、
そのほとんどは生後3、4ヶ月くらいの仔犬が
大半を占めていた。

当然この仔犬達の大部分はチモと一緒に訓練したり遊んでもらったり、
時には犬社会のルールをチモから学んだ子達だった。
そんな訓練や遊びを通してチモは大切な事を仔犬達に伝えていった。
犬同士、人と犬とがどう接していくのかを私達にも教えてくれた。
奴は自分の出番がない時は必ずオヤジの横で“伏せ”の姿勢で仔犬とオレの訓練を羨ましそうに見上げいつ自分の出番がくるのかそわそわしながら眺めているのだった。
そして見本を見せる為オヤジのお声が一旦かかると普段のボケ顔から一転してキリリっと訓練犬の顔に早変わりし仔犬達に、
「お前ら訓練ってのはこうやんだよ」
といわんばかりにオヤジの横にピッタリとついて見本を見せるのであった。
飼い主サン達もそんな二人の姿を見て刺激され躾に訓練に身が入ってくるようになる。
チモはこの4本足の子供達の見本であり、
オヤジの立派な助手としていつもオレの窮地を救ってくれた。
チモがいなければこの訓練教室もただの味気ない躾教室で終わっていただろう。
そして教室の後の仔犬達との戯れの時間をチモはいつも待ち切れない様子でそれを本当に楽しみにしていた、
そんなチモの事が仔犬達も大好きで一緒に追いかけっこしたり、
ケンカ遊びでクタクタになるまで遊んでいたのを思い出すとこっちまで「グフフッ」と
ケンカ遊びでクタクタになるまで遊んでいたのを思い出すとこっちまで「グフフッ」と
笑ってしまう。
そんな時の奴は本当に心から嬉しそうにお惚けポーズで
跳ねて転んで子犬達との時間を楽しんでいたように思う。
仕事が終わり家に帰りお楽しみの晩飯の時間はこれまた奴にとっては人生の大部分を占めるほど最重要な行事である。
話せば解る奴とかはいるが奴は
「食えばわかる奴❗️」
なのである。
食いしん坊のチモはなんかいつも腹を空かしてして周りから見ると何も食わしてないんじゃないかと勘違いされるくらい腹っぺらしだった。
自分の飯を食い終わったっていうのにまだ物足りなさそうにこんどはオヤジのたべている飯をヨダレをボタボタ垂らしながら穴が空くほどみつめるのが奴の
日課のようなものだった。
続く😊