MT車の運転 | きつねの部屋ブログ版

MT車の運転

 前日MT車について書かせてもらった。現在特に若い人は趣味でMT車を好む人以外、MT車を運転したことはないのでは。

 

 ここでMT車の教習、といっては偉そうだが一応知っておくといいかと思い、述べておきます。

 

 ハンドルについてはまったく変更はありませんが、ギアはコラムシフトとフロアシフトの2種類あって、コラムシフトはハンドルの軸の右側についているレバーを押したり、引いたり、上に挙げたり、下に下げたりして使います。

 

 対してコラムシフトはAT車についているシフトレバーと同じ位置にあって、ただコラムシフトレバーと同様に道路状況によって、細かく動かすことを要求されます。

 

 4速シフトなら発信はローギア(1速)、クルマが少し走り出したら直ぐにセカンド、サード、そしてフォースと次々とシフトレバーを動かします。

 

 シフト毎にクラッチペダルを踏みエンジンとギアボックスの間にあるクラッチを瞬時に離し、その間に以上のギアシフト作業を行います。

 

 4速、または5速のトップギアが現在のAT車のⅮレンジになります。ですが道路状況によって例えば坂道の昇りや下りでは、3速に落としたり、2速にしたりすることもあります。

 

 道路が盛り上がっている鉄道の踏切の坂道発進は線路前で一時停止し、右足でブレーキペダルを踏んで左足でクラッチペダルを踏み、1速にギアを入れ待機。左右確認ができたタイミングをみて瞬時に左足のクラッチペダルを離し、右足のブレーキペダルも足を離しアクセルペダルを踏む。

 

 このタイミングと動作が噛み合わないと、ギアが引っ掛かりエンジンが止まるいわゆるエンストになり、かなり技がいる動作で、教習所でこれが一発でできる人はまずいない。

 

 MT車で弱いのは高速道路などで起こる渋滞。発進の度にブレーキから足を離し、クラッチを踏み前の車が動けばアクセルを踏む、そしてまたブレーキを踏んでクラッチを踏み続ける。何度も何度もコレをやっているうちに厭になります。AT車ならブレーキだけ踏んでればよく、足をはなせばクリープ減少で前に進む。ノロノロ渋滞ならこれが最高。

 

 それでもそんなMT車であるが、クルマを操る楽しみがあってわたしは好きだ。