光る君in宇治市 | きつねの部屋ブログ版

光る君in宇治市

 先週の土曜日、NHKの生放送である『土スタ』の生放送が京都府宇治市のホール『光る君』の主演者吉高由里子と柄本佑を迎えて模様推された。

 

 会場には抽選で選ばれた人達で満席、まず女性の数が圧倒的に多く、このドラマは大河という枠のなかでは珍しく女性ウケをしていることがはっきりとわかる。

 

 舞台に二人が登場すると、万雷の拍手。もちろんこれはサブディレクターの事前のフリツケによるものであるのだが、会場の皆さんの熱の入れようがテレビ画面のこちらまでつたわってくるような熱気を感じる。

 

 吉高由里子、柄本佑も観客の反応に応え、リップサービスをしていてしかしそれも型どおりではなく二人が素であることもあって、会場と二人の間に溝はかんじなかった。

 

 今まで放送された『光る君』の名シーンに合わせて視聴者のコメントが流れる。何件かのこうした形式で名シーンが流れるが、そのそのシーンの投稿者は全員女性だと判る。

 

 大河でこれだけ女性ファンの比率の多い作品はわたしも長年視聴していてみたことはない。当初は合戦シーンもなくお話が千年前の貴族たちの宮廷劇、しかも女流作家が主人公ではと、これほど世間の関心を集める作品とは思えなかったであろうが、大成功である。

 

 もちろん会場が涌いたのは道長とまひろとの放送された中のラブシーン。ようやく結ばれた二人だが、北の方(正妻)を望むまひろに対し、自分とまひろの父との身分差が大きく、現実的には妻(傍女)でしか受け入れられぬとまひろを諭す。

 

 まひろはそれは受け入れられない、と断る。そして道長はその夜屋敷に戻り、話のあった源倫子(黒木華)の婿になることを決意する。

 

 こうしたやり取りを舞台に向けられたシーンを映すディスプレイを吉高と、柄本が見ながら、つっこみをいれたり、ボケたりして、会場は大盛り上がり。

 

 素の二人、キャピキャピ天真爛漫な吉高とボケはするが超誠実な柄本とのやり取りも楽しく、改めて女性ウケするわけがわかる、生中継であった。