映画のテーマ曲 | きつねの部屋ブログ版

映画のテーマ曲

昨日録画をしておいた映画を観た。 題名は『大いなる西部』(The Big Countory)である。

 

お話はアメリカ西部の大牧場種の娘と婚約し、東部から西部へとやって来た貿易船の元船長の紳士(グレゴリー・ペック)が、娘の父親牧場主である少佐と平原の向こうにある谷間に牧場を経営する一家との対立抗争の中、その種となっているその地方で唯一の水場を巡る争いを制して、 ファザコンで考え方の異なる婚約者と別れ、 水場の持ち主である女性(ジーン・シモンズ)と結婚し自ら牧場経営を志するまでを描く。

 

 そう書くと、非情な男と思われるかもしれないが、疑問に思った方は映画を観ていただきたい。 1958年ウイリアム・ワイラー監督作品である。

 

 ここで描かれる西部、タイトル通り広大で映画館で観たならばなるほどアメリカ人が自慢するほどであることが分かる。

 

 360度、見渡す限りの大平原が広がり、なるほどアメリカは広い、と感じられるだろう。

 

 この映画に流れるテーマ曲を聴くと、ああそうだったと何回か観た映画だとの思いを抱く。 映画のテーマ曲を聴けばすぐにそのタイトルをおもいだすのであるが、近頃はあまり耳に残る映画のテーマ曲を聴いてあの映画か、と思い出すことはすくなくなった。

 

 60年代後半から始まった映画『007』シリーズのテーマ曲。 また『ミッション・イン・ポッシブル』も元はわたしが子供の頃にアメリカの『スパイ大作戦』という邦名で紹介されたテレビドラマで、あのテーマ曲は当時のものでそのまま映画でも使われている。

 

 そのテーマ音楽を聴くだけでウキウキしてくる効果がある。 特にスパイもの、冒険ものは耳に残る音楽が多い。 

 

 耳に残るテーマ曲の代表は、アメリカ中西部にある第二次大戦が終わって平和がもどってきた小さな町。 そこに住む何にも楽しみの無い町で過す4人の少年たちが何かを得られ、何かから脱出できた冒険を描く『スタンド・バイ・ミー』(傍にいてくれ)の曲。 これは60年代でアメリカで流行ったポピュラー音楽だ。

 

 この曲を始めて聴いた子供の頃、歌詞にでてくるダーリンは、女性が彼氏を呼ぶときに使う言葉と理解していた。 しかし、この映画は主人公の少年の親友のことを指してた。 愛しいのは性別に関係ないのだ、と映画を観て感じた。

 

 宇宙人と共鳴しあう『未知との遭遇』の音階。 いかにも冒険映画にふさわしく心踊らされる『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲などなど、どうやらわたしは冒険、アクション映画、心に響く映画が好きなようだ。 それもシリーズになって、テーマ曲付きの。

 

 恋愛映画はどうやら苦手で、それはテレビドラマで事足りる。 とはいってもそれを目当てで観ることはない。 そういえば近頃はドラマのタイトル音楽ってあったかな、耳に残っていない。 以前は歌詞はつかなくともテーマ曲はあった気がする。

 

 朝ドラ『ちゅらさん』の「ベストフレンド」は今でもよく覚えているのだが、そうか大河ドラマもテーマ曲はあるか。 民放のドラマも、ミステリーものは観るが、恋愛中心のものはキャンセル。 それらもいきなりタイトルから始まるような気がしている。

 

 『大いなる西部』を久しぶりに観ての感想である。