富士山を観ながらの登山 | きつねの部屋ブログ版

富士山を観ながらの登山

 最初にお断りをしておかなければいけないですね。『虎と翼』でわたしが書いた記事で、雄三さんは徴兵されないのでは、としましたが徴兵されちゃいましたね。

実話ではどうだったのかはわかりませんけれど、残念です。

 

 しかし、寅子との別れのシーン、寅子の反省は自分の身勝手で雄三の人生を変えたことを後悔。はじめて突っ走ってきた自分の人生を見返す回になりました。

 

 さて、一昨日、昨日はいままでの3年近く、コロナの影響もあって外出を控えておったところ、関西の友人から誘われ、わたしが計画し、数年ぶりの山行に富士五湖のひとつ、西湖の西端から北にある山の頂上を目指すこととなった。

 

 わたしはJRで、彼はクルマで御殿場駅で集合、それから山中湖へでて、周辺からたっぷり富士山の眺めを堪能し、河口湖を経由、西湖の最西端へと参りました。その日はそこで宿泊。

 

 その西湖の西端には古民家を集約した観光施設根場(ねんば)があり、そこから鬼ガ岳に登り、山頂を中心に一回りし、再び根場に戻るコースをとり降りてきました。そうしましたらまぁ外国人が群れておりまして、これかぁ世間でいうジャパンツーリズムとは。

 

 アジア系もですが、欧米系おの人達もかなりの数見掛けました。これも円安の影響でしょうね。彼の他の人種の違いはアジア系の人達は、日本人観光客と同じような姿ですが、欧米系は短パンTシャツ、で闊歩しており、文化の違いを感じます。

 

 その場所から富士山の頂上も見え、盛んにシャッターを切っておりまして、富士山はいまや日本観光のスターとなっていることを実感いたしました。

 

 といって、わたしと関西の友人も山登りは富士山目当てで計画時から、観られたらいいね、と当日の天気を心配しておった次第。

 

 観光地の富士五湖も東の山中湖から西にある本栖湖までは観光色は濃淡があって、山中湖はまさに富士山が湖の目の前。

 

 富士五湖の東端の一番水面積が多いこの山中湖は、モータりゼーションの発達により、近い箱根からやってくる観光客たちがセットで訪れる場所。また河口湖と繋がる東西の道もあって、賑わう。

 

 それから観光の中心はその隣の河口湖。なぜならば大月経由、甲府盆地経由で東京からのアクセツがいいこともあって、旅館、ホテルなどの観光施設が多く、昔から富士五湖のなかでは人が集まる場所で知られており、宿泊施設が富士五湖の中で一番多い賑やかな場所。
 

 しかし河口湖より西にある残りの3つは湖の水面積も平地面積も次第に減っていき、山がちになり、アクセス数も少ないしで、キャンプ場などがある静かな場所。ところが西湖には近年観光施設の根場ができてこの日本観光ブームの恩恵にもあずかりはじめておりました。

 

 

 

 

 さて、山登りも済み、関西からクルマで来てくれた友人に、富士急(私鉄の名)の終点で始発駅でもある元「富士吉田」といっていた駅に送ってもらいました。ここで彼とはお別れ。

 

 この駅、2011年に駅名を改称「富士山駅」にした。もともと江戸時代から富士吉田には富士山詣での人達のために、御師が営む宿が多くあり、現在も富士観光の起点になり続けている。

 

 駅名解消には外国人観光客の集客を狙った節もあり、というか間違いなく意識していたと思う。わが家への帰り道、友人と別れ駅に入ると丁度列車が出るところに間に合い、飛び乗った。

 

 ところがてっきり大月駅(JR中央線)に行くのかと思いきや、しばらく走ったら西にU-ターンを描き、自社が経営する「富士急ハイランド駅」に行くではないか。

 

 エッ、とおもたが、そうか、そういえば地図には富士急ハイランド駅もあったから、ま、確かに客を運ぶのは当然だ、とは思った、その時点では。

 

 が、電車は富士急ハイランド駅に停車したあと、またそのまま同じ進行方向へとすすんでいき、大月が遠くなっていく。

 

 ありゃまだ折り返し点ではないのか、でそのまま「河口湖駅」に到着。わたしが知らない駅がここにあったとは。そこでそれまで乗っていた乗客はわたしを除いて全て下車。

 

 おそらくまた大月まで戻るだろうとおもって、車掌に聞けばそうです、という答え、安心した。で、一旦全てのドアが閉まり、また出発の際に開き、そうしたら大勢の外国人観光客が乗り込んできた。

 

 外国人観光客はかなり自由。車内で三脚をたててベンチシートに座った仲間たちや、両手で吊り輪にぶら下がった姿を写真に撮ったりしていた。

 

 さすがに富士山駅に戻ると一般の日本人客も乗って来てそれはなくなったが、日本への観光ブームの現実を知った機会であった。

 

 ついでにいえば帰りのJR中央線にもいままで感じたことのない数の外国人観光客が、車両に乗っていた。 

 

 オマケ、以前のこのブログでも紹介したが、『ちゅらさん』にまだ子ども、子どもした可愛いお顔の山田孝之が、主人公の弟役で出演中。現在の男くさいお姿と同一人物とは思えません。

 

 

 訂正:前回文中に「河口湖駅」を外国観光客のためにつくったと書きましたが、わたしの思い違いでした。事実は富士急行が開業された際の1950年に同時に開設され、富士急行の本社も当駅にあります。よって当該記事を削除しました。

 

 しかし、2010年の昇降客数は1580人余り。昨年2023年には4170人余りとなっており、よって外国人観光客が増えたことが理由であることは間違いありません。