警視ギブソン3と赤毛の話し | きつねの部屋ブログ版

警視ギブソン3と赤毛の話し

 ご紹介した英国ドラマ「刑事ギブソン」。前回にそろそろ終了と書いたが、現在も「警視ギブソン3」としてBS11で放送されている。

 

 事件発生、捜査、逮捕では終わらずその続きは連続女性殺人犯とみられるポール・スペクターの起訴、そしておそらく判決まで放送するのではないか。

 

 現在は逮捕直前森の中で彼の最後の犠牲者の女性を捜索している際、ポールを立ち合わせた。が、それが裏目にでて彼を個人的に恨む男に銃で撃たれ、瀕死の重傷を負い緊急手術の結果、命はたすかることになり警察病院に収容されている。

 

 で、彼の妻が弁護士に依頼して起訴に持ち込むまいと捜査のアラ探しをしている最中。警察は当然そうなると思い証拠固めをしていて、その過程でこの連続女性殺人事件よりも前にポールが同じような殺人を起こしていたのではと疑い新たな捜査活動を行っている。

 

 そんな警察とポール、そして弁護士らとの心理戦とうべき展開の真っ最中。といった日本のミステリーと異なり裁判へ、そして判決までを描いていることに感心した。

 

 前回も出演者のアップが多いドラマだと書いた。それは表情で心の内を視聴者に判らせる狙いがあるからだろう。画面もカラーでありながら白黒風の画質におとし、サスペンス感を多くだしている。

 

 特に主役のギブソン警視とポールが頻繁にアップで登場、緊迫感半端ない。どうこの物語が転ぶかはわからない、それがこの作品の魅力。

 

 これ以下はドラマの内容とは直接関係ない話。登場人物の中に女性警察官が最初に若い女性の遺体を発見する役で登場(シーズン1)。シーズン3にまで引き続き出演しており、その姿がNHKで放送していたネットフリックス制作の「アンという名の少女」の主人公を演じた女優さんが成長した姿によく似ていて、本人かと英語版ウィキペディア調べてみたら違いました。

 

 二人とも赤毛、そして顔にソバカスらしきものがあってそっくり。でも年齢がギブソンの警官役の女優さんの方が年上。しかし共通しているのは赤毛で二人の女優さんは共にアイルランド出身ということです。

 

 そしてまたアイルランドと赤毛をウィキペディアで調べましたら、思った通り彼の国の赤毛率は10%だそう。またスコットランドでも6%と高比率。ウェールズもイギリスとの国境では赤毛の比率が高く、この挙げた国々はケルト系の民族を先祖に持っていることで共通しています。

 

 赤毛のアン、物語ですが彼女はスコットランドから渡って来たと「アンという名の少女」では語られました。多分両親のどちらかが赤毛であったのでしょう。