ティピを建てた | きつねの部屋ブログ版

ティピを建てた

  4,5日前にこのブログでお知らせしたように、イベントの手伝いで公園の広場に三角テント、ティピ(ティピィ)を設置した。

  

 イベント用で設営してから撤去まで3時間ほどもたせれば良いので、簡便なものであるが、格好は本格的なものとは変わらない。

 

 柱に利用したのが竹。主宰者がSDGsをテーマとしている関係で材質はこれを選んだ。木材に比して竹は軽く扱いやすいのが特徴であるが、撤去することを考えて地面に置く形式として、本来ならば強度の高い杭を打ち込み縛るところを、柱の設置部分はペグ(テントの張綱を止める短い金属製の杭)代用した。

 

 柱となる竹長は2.3m、上から30㎝は支柱の結束部、底の円は2mと設定、垂直高は上部結束部まで1.6m前後を想定した。

 

 

 

 

 あらかじめ直径2m(ティピ底面)の円の中心点から扉正面を決め、中心点から60°毎に3本のペグを打つ。これはメイン3本の柱の根元の目印となる。

 

 結束したメインの柱の根元部分を大人3人で分担し一斉に持ち上げ、先ほど目印を付けたペグに前に置く。今回はSDGsということで、上で巻くロープも綿製三本縒り。

 

 またメイン、サブ、と2回に分けてそれぞれロープを巻いたが、一旦ロープをメイン支柱結束部に留めて、残りのロープを垂らしておき、サブ支柱を立てかけてから巻いても良い。

 

 メイン支柱の位置がきまったらすぐ、ペグを一旦抜いて柱の根元の垂直方向に挿し替え、その場で麻紐を支柱根元とペグに巻いて固定する。

 

 次にサブ支柱を取り付けるが、1本に絵が完成した布の上端部を取り付けておくと後で背伸びせずとも布を巻きやすい。そして扇方に制作した布を全て巻く。

 

 布の取り付け方はサブ支柱を布の一方上部の隅に輪を縫い付けそれを支柱の上部から結束部分に、その下部の隅に支柱に結べるように両端がある紐を付けて置く。高さがあるようであれば布の縦方向の中央端部に同様の紐を付けておくと良い。 

 

 本来は防水性のある帆布や動物の皮を巻くが、このイベントでは子供たちに絵を描いてもらうためにシーツを縫い合わせたものを使用、絵がほぼ完成した段階で支柱に巻く。

 

 ティピが建ったあとも随意子供たちが布にペイントしていて、とても微笑ましく、可愛らしい光景がみられた。

 

 そしてイベント終了前、竹をバラし、子供たちに竹を切って自分のコップを作ってもらったり、それでも残った竹は全て回収して竹炭にするようとっておいた。