舞い上がる?
ようやく舞と貴司は互いがずっと好きで、でもいいだせなくてという気持ちに素直になれた。
この前段には秋月史子とリュー北條の存在があって、この二人が結局舞と貴司の仲をとりもつという役目を負った。
かわいそうなのは史子。同じ誌を志す貴司を先生ともあるいはもっと積極的な関係になりたいと願っていたが、彼の本心が舞にあることを知り、身を引く。
彼女は純粋に誌を愛し、貴司を自分の詩人としての資質を高めてくれる人と思っていた。がしかし女性として貴司を愛し始め、だが貴司の気持ちは自分にはないと気付き、彼の心を掴めないまま去っていく。
北條、最初から嫌味な奴として登場。だが編集者としての腕はたしかで、当然出版物を売るという目的のためにキツイことを貴司に要求する。
彼のいっていることは間違ってはいない。といって内向的な貴司には北條の要求にこたえる情動は自分には欠けていることを知らされ、絶望してしまう。
一旦は貴司を見捨てた北條だが、貴司が才能のある詩人だということはわかっている。だから最後に押しに押す。
結局貴司が誰を好きなのかを解らせたのが北條で、その気持ちを誌にしてみろ、と突き放す。で、貴司は動く。
舞もまた史子から貴司への思いを聞き、自分もまた素直にならねばと貴司に気持ちを伝えることができた。
この物語の二人は「幼馴染」で窓を開けたらすぐ隣にいて顔をあわせられる関係という設定段階から、こうなるとわかってはいたがそこはお話し、ここまでひっぱる。
この先どうなるかはあと放送終了時間がさしせまっていることもあって駆け足になるのだろうが、最終回にわたしがこの物語への不満におもっていることを書きたい。
まぁ今の流れで終わるのなら物足りない、ということだけを書いておく。